北海道地震レポート㉕ 雪が舞う被災地

3/27(水)厚真町正楽寺にて地域交流会が開催されました。

17:00~檀家さんや地域住民の方々が大勢集まり交流会がスタート。お酒も入り笑い声が飛び交い、山形からボランティアで参加した団体がらの名物芋煮汁が振る舞われました。雪が舞う寒さの中、熱々の芋煮汁に心も体もあたたまっていました。

お腹が満たされた方々が、足湯に来られ、皆さんそれぞれにつぶやかれておりました。

「地震直後このお寺を見た時ショックで涙が出た」

「正楽寺の住職は、自分の寺が大変な事になっているにも関わらず、地震直後に私達の事を心配し一軒一軒見回りに来てくれた。本当に本当に有り難い」

「遠くからボランティアに来てくれてありがとう。私達もいつか恩返しがしたい」

「ここのお寺は心の拠り所なの」

「農家をやっているが地盤が心配。5月には一応田植えをやるけど、水をはってみないと今後どうなるのか分からない」などなど。

交流会では、お酒も入り皆さん明るく笑って話されていますが、足湯では、お一人・お一人と接すると、笑顔が消え涙ぐみ話される方々…そんな姿に、これからも定期的な支援の必要性を強く感じました。

 

こちらの正楽寺の寺は、2018年9月6日震度6弱の地震で大きな被害を受けました。震災後自分のお寺よりも地域住民の方々を心配し駆けずり回った日々。半年が経過した今「ようやく寺の再建が決まりホッとしています」と足湯につかり薄っすらと涙を浮かべ話された住職の言葉に私も涙が込み上げてきました。

 

本日3月28日はルーラルマナビィハウスの地域交流会。

また明日報告いたします。                     (キム)