活動日記 ラジオ

能登地震、足湯ボランティアで心のケア
活動日記 ラジオ · 2024/03/13
 3月5日のラジオのゲストは、とちぎボランティアネットワーク・災害事務局でボランティアをやっている高橋清人さんでした。高橋さんは、1月に穴水町のさわやか交流館プルートにボランティアに行った。ラジオでは、ボランティアの具体的な活動内容とそこで見えてきた課題についてお話をうかがった。後半では、今現地に行っている4人に生中継でインタビューをした。 ボランティアだからこそできることがある  行ったのは1月11日から14日。調査のための現地入りだった。プルートには約200人が避難していた。食事の準備、トイレ掃除、物資の運びこみ、足湯のボランティアなどを行ったという。  特に喜ばれたのが足湯ボランティア。被災者同士では互いに辛さを抱えているため、悩みを打ち明けるのが難しい。また日本人は我慢強い人が多く、特に年配の方は辛さを自分で抱え込む傾向がある。しかし、「よそ者」であるボランティアが「辛いよね」と気持ちに寄り添うと、弱音をはきだしてくれたという。このように「すぐに帰る見ず知らずのボランティアだからこそ」できる支援がある。避難者は、悩みを言語化し、心の重みを誰かにわたせたことで、心の整理がつくことができたのだろう。 人手不足と在宅非難の課題  課題に感じたことは2つある。1点目は、ボランティアが足りないことである。これは石川県が「道路が混雑することを考慮して個人のボランティアを来ないように」と呼びかけたためである。さらに避難してきた人の7、8割が高齢者。仕事がある人は日中はいないため、ますます人手が足りなくなってしまう。2点目は在宅避難者の支援である。プライバシーの関係で避難所ではなく家で過ごすという決断をする人もいた。しかし、情報が入りづらいこと、要介護者の災害関連死や孤独死など課題がでてくる。そのため、穴水町のボランティアでは2月からはニーズを掘り起こしの戸別訪問をしているという。 人の役に立てる喜び、仲間への感謝  Zoom(オンライン会議)をとおして現地ボランティアの4人の話を聞いた。家材の撤去、足湯ボランティア、談話室でお話を聞く、在宅避難者への支援などを行っているという。大学2年の三浦さんは宮城県気仙沼出身。「13年前の東日本大震災がおきた時、ボランティアにお世話になった経験がある、自分も感謝をしたい」とボランティアに応募したと話す。「ボランティアに応募をするのは勇気がいる。しかし、様々な人の役に立てる喜びを感じることができる。また楽しい経験、大変な経験を通して仲間に感謝の思いが芽生える」と話す。同じ体験をした彼だからこそ被災者の気持ちに寄り添えるだろうし、共感できる部分もあるのでないかと感じた。今後のボランティアの課題は、力仕事、足湯のボランティアの人手不足であるという。 自分の目で現地を見ることの大切さ  最後にスタジオの高橋さんに伝えたいことを聞くと、「興味・関心レベルで現地に行ってほしい」と話す。現地に実際に行かないと分からないことがたくさんあるし、他人事でないと実感するという。さらに普通に生きていると出会わないような様々な大人と出会うこともできる。それが大きな刺激につながるという。  情報とは、自分が実際に見たものや体験だけであると私は考える。誰かから聞いたり、どこかで読んだりしたものは実は情報ではない。たまたま見たり聞いいたりしたりことではなく、経験したことをしっかりと自分の言葉で伝えられる人でありたい。そのためにも今後能登のボランティアにも参加して自分の目で現地を確かめたいと感じた。(ラジオ学生:佐藤)

地域を活性化する里山づくり!トチギ環境未来基地
活動日記 ラジオ · 2024/03/12
 1/16のゲストは、トチギ環境未来基地代表の塚本竜也さんだ。トチギ環境未来基地の拠点は益子にあり、県内の様々なところに出向き、そこで活動しているグループとともに里山づくりを行っている。里山は多様な生物が生息しており、日本の伝統的な農村の暮らしを支えてきた自然である。...

2/13ラジオ 沖縄のさらなる軍事化…今はどうなっている?ゲスト:谷山博史さん
活動日記 ラジオ · 2024/02/11
2月13日のみんながけっぷちラジオ、ゲストは沖縄で様々なプロジェクトや団体を立ち上げて平和活動に貢献する、谷山博史さんです。 皆さんもご存じの通り、沖縄には数多くの米軍基地が存在します。そして現在、その軍事化はさらに進行し、沖縄で暮らす人々の生活にまで入り込んできています。 では、具体的にどのような軍事化が進められているのか、その背景なども踏まえじっくりお話をお聞きします!ぜひ聞いてください! ☆質問してみたい方はどんどんこちらまで⇒(773@miyaradi.com) ☆リスナーの皆さんのご意見・ご感想もお待ちしております! ★ミヤラジ(77.3FM)にて毎週火曜19:00~20:00オンエア! ★FMプラプラのアプリやブラウザからも聞けます (https://fmplapla.com/) (ラジオ学生:ちばなお)

1/23 避難者の人が何でも話せる居場所を作りたい
活動日記 ラジオ · 2024/02/10
1月23日のゲストは、原発避難者であり同時に「栃木避難者母の会」を運営する大山香さん。震災当時、福島市に住んでいたが、半年後の2011年10月に宇都宮市に避難した。その後、「とちぎ暮らし応援会」の訪問員として1年間活動。そして2013年には、避難者同士の交流会の場を作りたいという思いから「母の会」を自ら立ち上げた。「母の会」の違いや活動での気づきに関して話を聞いた。 「怒り」「孤立感」「喪失感」気持ちを吐き出す場が必要 「応援会」の訪問員としての活動は、2人ペアで1日数件の避難者の家を訪ねることである。大山さんが始めた理由は、孤立感、喪失感といった自分たち(当事者)にしか分からない気持ちや持って行き場のない怒りを共有したかったからだ。「母の会」をつくったのも同じ理由。当事者目線の団体を作ることで避難者が何でも話せる場を作りたかったからである。 「応援会」の課題は、避難者の声を直接行政の施策に生かすことができないことだった。例えば、交流会に集まるのは県職員ばかりで、団体の方針は避難者でない理事が決定する。また「心に傷を抱えた人がいればカウンセラーを紹介する」といったように避難差者と支援先のパイプラインになることであり、避難者を直接的に支援することではなかった。 団体を支える国に対する葛藤 「母の会」を立ち上げてみて、大山さんは国に対して様々な思いを抱き始める。「国から助成金(委託金)をもらっているのに、原発事故に関して国に文句を言っても良いのか」という葛藤。また助成金の使い道に対する違和感だ。最近は、「福島のお金は、福島を出ていった人ではなく、福島に戻ってきた人のために使う傾向になってきている。岡山県の避難者を支援している地元団体は福島県からの助成が打ち切られた。また「慰め・お茶会・旅行」には助成金が支出されるが「原発事故に関する問題の追求」には支出されない。 悲しいことがある中でも「未来に向かって」  最後に、次世代の人に伝えたいことを聞くと、「自分は何もできないという無力感を抱えるのはみんな同じであり、悲しいことがある中でも希望を紡ぎ出していかなければならない」と語っていた。大山さんは、過去から目をそむけずに原発事故の本質的な部分と向き合い続けてきている。復興の本当の意味とは、にぎわいを見せるために新しく何かを築くのではなく、過去の問題と真摯に向き合っていくことであるということを学んだ。

1/23 避難者の人が何でも話せる場を作りたい ゲスト:「栃木避難者母の会」大山香さん
活動日記 ラジオ · 2024/01/21
2024年の「次世代に伝える。原発避難12年目ラジオ」の最初のゲストは、「栃木避難者母の会」の大山香さん。 大山さんは、震災を機に福島市から宇都宮市に避難をされました。そして2013年に、避難者同士の交流の場を作りたいという思いから「栃木避難者母の会」を自ら立ち上げました。 「栃木避難者母の会」を立ち上げた経緯、「栃木避難者母の会」を立ち上げてみての気づきや困難だったことについてお聞きしたいと思います。ぜひお聞きください!! (ラジオ学生 佐藤)

活動日記 ラジオ · 2023/12/16
 今回は(株)ワークエントリー栃木事業部所長の野崎さんに話を聞いた。...

活動日記 ラジオ · 2023/10/26
しもつけ自然のアルバム2期目は、 身近な自然や生物多様性、外来生物などへの関心を持つ人をふやす目的で、 2023年2月から9月までの月・水・金の朝7:55~8:00にミヤラジで放送していました。 このページではそのバックナンバーをお聞きいただけます。


活動日記 ラジオ · 2023/07/04
皆さんこんにちは、ラジオ学生のももんごです! 突然ですが下の写真の植物を見たことはありますか?

活動日記 ラジオ · 2023/06/17
 トチギ環境未来基地の塚本竜也さん(47)が今回のゲストだ。現代における里山の可能性を発掘することを目的に2009年に設立。環境に関心を持つ参加者を中心に荒れた里山を整備し、再生している。参加者は延べ1万5千人、毎年2千人にも及んでいる。 「誰も取り残さない」里山の可能性...

さらに表示する