まけないぞうキャラバンin北海道㉘ 関わりあうことを続けよう

 北海道上陸後、その足で本日のキャラバン会場となる安平町の「法養寺」さんへ。

 このお寺は建物が被災しているにもかかわらず、震災後すぐに近隣の方にお寺を開放されて、以後定期的なボランティア活動に場を提供され続けているそうです。

 語り手は宮城県気仙沼市からKさん、福島県川内村出身で現在は栃木県にお住まいのEさんのお二人です。震災当時から今の生活に至るまでの経緯とそれに伴う心の変化を、あるがままに語ってくださいました。

 会場にいる人それぞれが、震災当時を思い出し現地の方々に思いを馳せたり、その時の自分の体験と重ね合わせたり、様々な思いで聞き入っていました。

 あの日から時間をかけてご自身と向き合いながら積み重ねてきたお二人の今と、まだ生々しい傷とともに先が見えない不安の中にいる北海道の方々と、そして携わって来た人々、会場にいた皆がお互いを大切に思う気持ちとありがとうで溢れ、泣いてはいるけど寂しくない、暖かな空間となりました。お二人の言葉は、耳で聴いているのにからだ全体に優しさとともにじわじわと染み入ってくるような、不思議な感覚でした。

 「どんなに辛くても、人と関わり続けてほしい。そしたら前に進めるから」

 「何もできず外に出たくない気持ちは当たり前。でもね、目の前の扉を開けて一歩出ていってみて。固まった心に風が入るよ。」

 何度も立ち止まりながら諦めず歩み続けるお二人の語る言葉は、どこまでも深くそしてやわらかい。

  お話が終わってからは、一緒にまけないぞうを作ったり、ボランティアさんからお二人にマッサージをプレゼントしてくれたりと、スペシャルな時間を過ごさせていただきました。

今回は札幌の「支え愛ボランティア団体・一本さん」http://www.sunabi.net/をはじめ、地元単独ボラの皆さんとのコラボでした。定期的に法養寺さんに通い、マッサージや足湯を提供しているそうで、現地の皆さんとから絶大な信頼を得ていました。

 私達のことも快く迎えてくれ、素晴らしいセッティングでキャラバンの時間を設けてくれました。(出来すぎな展開で本当に驚きました。心の中で一本さん、すごいわ~のリフレイン) 

そ・し・て・お楽しみ、本日の打ち上げスイーツ♪

夢民舎(ムーミンシャ)http://www.muminsha.com/

のカマンベールはやきたソフトでございます。濃厚なチーズに塩味が効いて、なんともショッキングな美味しさです! 

充電完了!これで明日も絶好調!(オノ)