北海道地震・レポート⑲足湯サロンをきっかけにご近所さんとの交流の場にも

12/9(日)の最終日は、むかわ町仮設住宅の談話室にて足湯サロン実施。11月下旬から12月上旬に第1期の方々が避難所から仮設住宅へ入居されました。

まだまだ落ち着かないなか、避難所からの常連の方から、はじめてお会いするご家族の方まで、たくさんの方が足を運んで下さいました。

談話室内は、足湯をされる方・甘酒を飲まれホッと一息される方・折り紙をされる方それぞれ…話が尽きないサロンでした。また足湯サロンをきっかけに、顔見知りとなり交流を深める機会にもつながっているようです。

当日、折り紙を楽しんだ親子。帰り際、男の子(小学生)に「楽しかった?」と尋ねると「お母さんが笑ってたから…」と…。その言葉に涙がこみ上げてきました。

 

今回の現地入りは最大震度7を観測し、41人が犠牲となられた北海道地震から3ヵ月の日。被災地では犠牲になられた人たちに祈りがささげられました。

「この3ヵ月は周りに支えられあっという間だった。ありがたい…まだ友達の亡くなった場所にだけは行けない」と話された厚真町のおばあちゃん。

「今でも揺れている感じがする」「生活は通常に戻りつつあるけど町を車で走っていると建物が壊れていて涙が出る」「少しずつこれからの事を考える」「地震のおきた時間辺りに目が覚める」「仮設は寒い」「水道が凍結した。今から凍結してたらこれからが心配だ」などなどの声が聞かれていました。

今回の滞在中の気温は何と!-14℃‼、本格的な冬を迎えた被災地でした…。 

また来月も、とちぎボランティアネットワークは現地入り致します。(木村)