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明日は我が身かも。「生きづらさの広がる社会」の現場から、笑いも、涙もあるリアルをお届けします。


 みんながけっぷちラジオでは、あなたのすぐ側にある「人生の見えない崖っぷち」の存在と、「崖から落ちても大丈夫だよ」という“お助け人”の活動現場をリアルにお伝えします。

 とちぎボランティアネットワーク(別名:Vネット)の活動をはじめ、栃木県内の縁の下の力持ちである支援団体の活動を紹介し、災害や貧困・フードバンクなどの『危機』と、地域にある支援団体のセーフティーネットという名の『希望』を種まきし、崖っぷちに立った時の生き方の選択肢をみなさんに紹介していく番組です。

 

宇都宮のコミュニティラジオ局「ミヤラジ」についてはこちらから。 



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ラジオのトピック

【特番】原発避難10年めラジオ

2021年3/11は福島第1原発事故の避難の10年目。「避難者の今まで」を3/7にラジオで放送しました。3つ(3人)に分かれています。


Youtubeで過去番組も 聴ける

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▲こんな感じで和気あいあいと放送してます。


ラジオのブログ

食品支援のほかに「借金、どうする相談」も可能。立ち直り支援つきフードバンク

単なる食料支援を超えた「役所ではない相談窓口」

 

 Vネットのフードバンクは単に食品を配るだけでなく、社会福祉士も相談員として関わっているのが大きな特徴である。

 食品を求める人の背景には、単なる食糧不足(お金がない)だけでなく、病気、障害、アルコール依存、家庭環境などの複雑な生活課題が潜んでいる。そのため相談員が個々のケースを分析し、自立に向けたアドバイスや他機関への橋渡しを行うケースワーク(個別相談支援)をやっている。フードバンクは食品流通の機能重視だが、ここはフードパントリー(個人への直接支援)の機能を重視している。

 

事例:20年前の借金18万円が120万円に

 

 番組では小澤さんが最近携わった具体的な支援事例を紹介した。

 55歳男性は糖尿病を患いながら生活保護を受けていたが、公共料金の滞納により電気やガスが止まるほど困窮していた。さらに1998年頃に消費者金融から借りた約18万円が利息によってなんと120万円以上に膨れ上がり裁判所に提訴されたという。

 小澤さんは法テラス(日本司法支援センター)の予約が数か月先まで埋まっていて無料の弁護士相談ができないことが分かると、知りあいの弁護士へ相談をつないだ。結果、「時効である」と認められ、借金問題は無事に解決。こうしたスピード感をもった他機関との連携こそがVネットのフードバンク相談窓口が果たす重要な役割と言える。

 

■「物価高がきつい。なんとか暮らしてきた人が、ますます辛くなった」

 そして最近の傾向として小澤さんが挙げたのが、物価高が年金生活者の暮らしを直撃していることだ。特に国民年金のみ(月額約7万円)で生活している人は、生活保護基準(7.1万円、家賃込みで11万円)よりも受給額が低い場合があり、公共料金を支払うと食費が残らないこともあるという。また、製造業が多い栃木県特有の課題として、派遣労働者が仕事を失うと、同時に社宅(アパート)を追われホームレス化してしまうと教えてくれた。

 

■広がれ「相談支援つきフードバンク」

 小澤さんは、こうした「がけっぷち」に立つ人を一人でも多く救うために、全国に相談機能を備えたフードバンクが広がることを願っている。

 食品の寄付は、宇都宮市内のスーパーや市役所、ファミリーマートなどに設置された「絆ボックス」や、Vネットへの直接でも可。ただし、賞味期限が1か月以上残っているものだ(米、缶詰、レトルトカレーなど)。条件が色々あって提供できる食品の数・種類の限界を実感した。フードロスの削減と、食べ物に困る人の両者が得をするもっと良い仕組みはないものかと感じた。(ラジオ学生:加藤)

「人に頼られることが元気につながる」―ウツで崖っぷちからの回復と「NPOを伝える」こと ー石川慎太郎さんととちコミー  

 

3月3日の「みんながけっぷちラジオ」では、ツバメソリューション㈱の石川慎太郎さんをゲストに迎え、「とちぎコミュニティ基金と石川さん物語」をテーマにお話を伺った。

 

「熱い思いを、わかりやすく」NPOの広告代理店

石川さんがやっているツバメソリューションは、地域をより良くするための活動やNPOの情報発信支援、つまり非営利分野に強い広告代理店業を行っている。ホームページやチラシ、ロゴマークの作成、寄付WEBサイトの構築などである。

実はとちぎコミュニティ基金(以下、とちコミ)のロゴマークも石川さんの作品だ。寄付者を集めるためには、とちコミが積極的に情報発信し活動をPRしていく必要があると考え、ホームページ等一式全部作ったという。

NPOとの仕事で難しいのは、情報発信の「内容」を決めることだと言う。代表者の熱い思いが語られるが、それを一般の人にも伝わるように表現することに苦労する。そのため、団体のビジョンやミッションを、わかりやすく伝えることを常に心がけている。

 

栃木のスーパーマンとの出会いで「人生が変わってしまった!」

石川さんがとちぎVネット(とちコミ)に関わるきっかけは、2011年の東日本大震災。栃木県内から被災地で支援活動を行うVネットに、ボランティアするために来て矢野さんと出会った。当時は技術的・金銭的な問題から、NPO法人がホームページを開設することは難しく、その活動を社会に広く知らせることも容易ではなかった。

そこで石川さんは、県内各地のNPOに取材して記事を書き、それをホームページで発信していく仕組みを提案した。この取材活動が石川さんの人生を大きく変えることになる。

取材を通して出会ったNPO関係者。その「困っている人がいたら何が何でも助けようとする姿」が、着の身着のままで人助けに向かうスーパーマンと重なって見えたという。実際に、感動して涙を流しながら話を聞いたこともあった。「自分はスーパーマンにはなれないけれど、陰で支えることはできる」。そう考えた石川さんは、とちコミの活動に関わりながら、ツバメソリューションを立ち上げた。

 

うつ病を経験。人のセーフティーネットに支えられる

とちコミでの活動や仕事の経験を積むなかで、石川さんはNPOのファンドレイジング(寄付集め)に興味を持つようになった。そこで、そのスキルを身につけるため東京の団体に就職した。

だが、その仕事は自分には合わなかった。それでも一年間努力して続けたがウツ状態になり、最終的には朝起きることもできず、トイレにも行けない、電車にも乗れない状態にまで追い込まれた。景色さえ灰色に見えるほどだったという。病院では「うつ病になりかけているため療養が必要だ」と診断され、泣きながら実家に戻った。

一方で、このつらい経験を通して、人のセーフティネットに支えられる当事者としての実感も得た。県内のNPO関係者からは「うちに来て、リハビリがてら手伝ってくれないか」と声をかけられ、手伝いを続けるうちに少しずつ回復していった。そして、「人に頼られることが元気につながる」と感じたという。

 

《編集後記》

とちコミやVネットのロゴを作成したのが石川さんだと知り、とても感動した。マークの意味を知ることで、さらに愛着が湧いた。また私も、「みんながけっぷちラジオ」に登場するゲストの方々は、まるでスーパーマンのようだと感じている。私自身はスーパーマンのようにはなれないかもしれないが、ラジオを通して、その活動や思いをより多くの人に伝えていきたいと思う。(野田小百合)

 

 

 


 

 

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