種から食卓へ。野菜が届くまでの物語【塩谷町ベジタブルストーリー農園】

「野菜がどのように皆さんの元に届くのか、その過程を伝えたい。」今回は塩谷町で無農薬の野菜づくりをしている鈴木雄太さんの農園を訪れました。

野菜がどのように育ち、どんな想いで作られているのかを見せてもらいました。

 野菜のはじまりである種はとても小さいものですが、そこから大きな野菜へと成長していきます。小さな種から育ち、最終的には手に持てないほど大きくなることもあります。

普段スーパーで見る野菜の裏側には長い時間と多くの工程があります。

無農薬・無化学肥料の畑

農園では、農薬不使用、化学肥料不使用で野菜を育てています。

その代わりに使うのは、自然の力。例えば畑には、乳酸飲料やビールなどを薄めてまくことがあります。これは発酵の力を利用して、微生物を活性化させるためだそうです。まさに自然の循環を活かした農業です。

紫玉ねぎと白玉ねぎ

畑には、紫色の玉ねぎと白い玉ねぎが並んで植えてありました。

紫玉ねぎには、アントシアニン(ポリフェノール)が含まれていて、目に良い成分としても知られています。種をまいたのは9月、苗を植えたのが11月。そして収穫は 翌年の5月〜6月とゆっくり育っていくのです。

農薬を使わない理由

鈴木さんはもともと生き物が好きで農業を始めたそうです。

そのため「なるべく生き物を殺したくない」という想いがあります。

農薬を使わない畑では、ミミズ、微生物、小さな虫たち多くの生き物が暮らしています。そうした生き物たちが土を自然に耕し、豊かな土をつくってくれるのです。

耕さない農業

鈴木さんは最近、畑を耕さない農業にも挑戦しています。通常は畑を耕すことで土が柔らかくなりますが、実は耕すことでミミズなどの生き物を傷つけてしまうこともあります。草の根や生き物の働きによって、土に空気が入り水分が保たれ自然に耕される、そんな環境を作ろうとしているのです。

農業体験でみんなで植えた野菜

この畑では、農業体験も行っています。そして収穫の時期には、またそのメンバーで収穫する予定。種まきから収穫まで関わることで愛着も大きくなります。

「ベジタブルストーリー」という名前

農園の名前を直訳すると「野菜の物語」意味は、野菜を通して人と人がつながる。

地域と都市がつながる、体験と食卓がつながる。そんな物語をつくりたいという想いが込められています。

将来の夢は「農業水族館」

畑と水族館を一緒にした施設、いわば「農業水族館」畑の生き物や自然を、もっと多くの人に知ってほしい。そんな夢を語ってくれました。

 

編集後記

 普段はスーパーで簡単に買える野菜ですが、種まき、成長、土づくりと

自然との共存と多くの時間と手間がかかっています。

「草を取ったときに虫が出てくるのを見るのが一番楽しい」と、自然が好きで農業をしていることがとても伝わってきました。

野菜を食べるときには、背景にある物語を思い出してもらえたらありがたいですね♪

 今回の畑の様子は、動画でも紹介しています。無農薬の畑や野菜の育ち方など、文章では伝えきれないリアルな様子が見られます。YouTubeもぜひご覧ください(しょうちゃん)

 https://youtu.be/dLJBcXGekok?si=NG3RHCSEGNM_5oUh