年末年始の下野新聞の一面に出ていた能登の記事で「まだまだ支援が足りていないこと、栃木から移住して支援されている人」のインタビューを拝見し、私に何かできないかと考え応募しました。
「待ってたよー!」&気遣う仮設くらし。【足湯・お茶会in町野】2/14 AM
「待ってたよ~」とVネットの車を見かけると、大きく手を振る女性の姿に驚きました。私たちの到着と同時に集会場には数人の方が集まり、そんなに楽しみにしてくれているのかと期待と不安が生じました。足湯でぽかぽかになったところで、「室外機に氷が付いて、カタカタうるさくて眠れなくてね。お隣さんにも迷惑かと心配で。市役所に相談しても1~2ヶ月かかるし。」との相談がありました。一緒に仮設を見に行くと、びっくりする程の氷が室外機に張り付いていました。慣れない仮設での生活でも近隣を気遣い、市役所の現状に諦め、Vネットが頼りにされていることを知りました。当日の活動は行ってみないと分からないとの事前説明に大きな不安と焦りでしたが、その場のニーズに応える多様性、臨機応変な対応が何よりも現地に求められていることだと思いました。
仕掛け作り⇒住民ができるように⇒発展見守る。【夕暮れ酒場in東大野】 2/14 PM
「なぜボランティアで酒場なのか?」、最初は全く理解できませんでした。もっと力仕事できるのにと不思議でした。しかし、オープンを待ち構え続々とお母さんたちが来られ、あっという間に満席。飛び交う笑い声に、意図的な交流の場作りが必要で求められていると分かりました。そして、ワンコイン(100円)での物々交換もほぼ完売。おでん、日本酒、チョコ、おせんべい等、想像を超える需要でした。その場で袋を開けみんなに振る舞い、次々とお喋りに花が咲いていました。口数の少ないおじさんからも、「あっちの男性におかわり届けて」と何度も注文が入りました。飲食店やコンビニもない町だからこそ、居場所が必須で、Vネットはそのための仕掛け作り、仕組み作りをしていることを学びました。そして何よりも、その集落で住民が継続してできる種まきを行い、その発展を見守るという重要な働きかけを実感しました。
復興を支える力としてのボランティア 【片付けin正願寺&仮設から引越し】 2/15 AM
住民から、お寺行事の行灯の片付けの依頼がありました。1人では大変な数ですが、数人でやるとあっという間でした。少しの困りごとを気軽に頼んでいただけることをとても嬉しく思い、今までのVネットとの関係性構築と感じました。
「ね~、困っとるげん。どないしたらええがやろか…」と一人の方が金蔵集会所に直接来られ、朝一番での相談でした。仮設住宅からのソファーや下駄箱等、大きな家具の運び出し依頼でした。見せてもらった仮設住宅の間取りの狭さと段ボールベッドは衝撃的でした。リフォーム後の自宅は仮設の6、7倍の部屋面積。そこに家具が運ばれとても満足そうで「泊まってもいいよ!」とのお言葉をいただきました。
町野の道路の大きな穴や土砂崩れ、傾いたままの家屋や電柱等は、住民の生活や心の深い傷となっており、復興支援には住民同士の交流やつながりも必要と思いました。一人では小さな力でも、集団になると大きな力が発揮できることも学べ、日常では体験できない貴重な経験に感謝し、今後も復興を支える力を身につけたいです。(大塚美幸)
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