水害から1年。一人で片付け「その一つ一つに思い出があるけど、捨てるより仕方がない」

 

1年半ぶりの能登、地道な草刈が確かな貢献になる

今回の能登ボランティアに参加し、輪島市町野地区を拠点に休耕田の草刈り、仮設住宅での夕暮れ酒場、そして豪雨被害を受けた海岸で被害を受けた旅館の片付け作業を行ってきました。私自身、能登での活動は1年半前の穴水町での地震災害支援以来で、久しぶりに訪れた能登は震災の爪痕を残したうえに加えて、昨年9月の豪雨被害で傷ついた町野の風景を目のあたりにして、復興には時間がかかるという現実を改めて実感しました。

 豪雨の影響で手入れが行き届かなくなっていた田んぼには、自分の背丈よりも高い草が生い茂り景観を損ねていましたが、仲間と草刈り機を使いながら作業を進めると、鬱蒼としていた場所が次第に明るく開けていき、元の景観に近づいていく実感があり、地道な作業でも確かな貢献に繋がっていることを感じることができました。

 

被災旅館の片付け。1年間、一人でやってきた奥さんの手伝い

 

 仮設住宅での夕暮れ酒場では、料理や飲み物を用意した集会所が住民の皆さんの笑顔であふれ、「こんな場所があると気がまぎれる」「誰かと笑って話せるのは久しぶり」といった声が聞かれ、仮設での生活は不自由なことも多い中、こうした交流の場が皆さんの心の支えとなる素晴らしい企画でした。

 さらに被災旅館の片付けでは、お一人で片付けている家主の方と一緒に家財の運び出しを行いましたが、「その一つ一つに思い出があるけど、捨てるより仕方がない」とおっしゃっていたことが強く心に残りました。

 

「災害から1年、ずっと来てくれる栃木の皆さんに感謝」

 

 一年半前に穴水町で活動した時と同じように、今回も現地で多くの気づきがあり、支援が必要な時期はこれからも長く続くでしょう。「災害(水害)から一年経つけど、今も変わらず来てくれる‟栃木“の皆さんに感謝しています。」とおっしゃる方がおり、とちぎボランティアネットワークの継続的な活動が復興の一助となっていることを実感しました。これからも自分できる事をできる形で関わり続けたいと思った3日間でした。参加させていただきありがとうございました。(2025年11月21日~23日参加 矢口雅章)

能登ボラ募集中>>>こちら