地域密着型ユーチューバーしょうちゃん。リアルでは、年寄り+子供+生活困窮の人も支える@大田原

7月1日のみんな崖っぷちラジオのゲストは、とちぎ県北ボランティアネットワーク(Vネット県北事務所)の安井将太さん。安井さんは、県北の福祉やボランティアが元気になるように、YouTube「ボランティアのしょうちゃんねる」でボランティアに関する情報や活動について発信している。

 

県北事務所はおおまかに4つの活動(仲町ほほえみセンター、スマイルハウス、フードバンク、YouTube)をしている。

売りは昼食200円。孤立しがちなお年寄りの居場所。

「ほほえみセンター」は、地域の65歳以上のお年寄りの交流・活動を目的とした場所で、大田原市に24か所ある。安井さんは市街地の中心部にある「仲町ほほえみセンター」で月、水の午前中にレクリエーションなどで集まっている。ここはほかのセンターと違い、200円でお昼ご飯を提供している。安井さんは「一人暮らしの高齢者が増える中で、新しいコミュニティの場を提供している」と話す。たくさんの人とコミュニケーションを取ることでボケの防止や介護予防にもなる。「誰かと関わる場を設けることで高齢者が孤立しない社会を作りたい」と今後を熱く語っていた。

家、学校、「スマイルハウス」。子どもの〝第3の居場所〟に。

「スマイルハウス」は、学童保育と似ている。夕方から学習や食事の時間を設け、休日には野外活動も行う。子ども食堂でもあるので食事をすることができるのだ。学童と違うのは、すべて無償で行われているところ、そして運営もボランティアでやっていて、自由なところだ。家、学校、の次の「第3の居場所」となるために、どんな子どもでも受け入れる。でも、中には複雑な家庭環境を持つ子どももいるという。家の中にいても孤独を感じる子も増えてきているので、「親とひき離すことで成長する場合もある」と、第3の居場所(地域の大人との関わり)の重要性について語った。

 

安井さんが懸念するのは子ども食堂のイメージである。最近では全国に1万600か所と増えてはいるものの、ネガティブなイメージを持つ人も多い。本来であれば誰でも利用できる場所なのに、「あの家はご飯を食べさせることもできないのか」という親を非難する視線もあり、特に近場だと踏み入れにくい場所になることもあるという。安井さんはこのイメージをなくしながらよりオープンな場所にするためYouTubeで発信していくと話す。子ども食堂は気軽に利用できる場所である。近くの子ども食堂を探してみよう。

「フードバンク依存」となることも。背景の問題を考えることが大切

フードバンクとは食品企業や農家、家庭から「まだ食べられるのに捨てられてしまう食品」を寄付してもらい、生活活困窮者に無償で提供する活動である。県北地域では70世帯が食品を受け取り、徐々に増えている。より多くの家庭に支援の手を届けるためには様々な機関の強力協力も必要という。

 

一方で、一度利用すると継続的に利用し続ける〝フードバンク依存〟も顕在化している。その解消のために安井さんは「配布するだけでなく背景の悩み事も相談に乗ることが大切」と話す。県北のファミリーマートやヨークベニマルにも個人が食品を寄付できる「フードドライブ」コーナーがある。これに参加することも立派なボランティアになる。

毎週水曜、地元民が数珠つなぎ。YouTubeでボランティアを発信

安井さんは福祉やボランティアの知識、情報を発信するために「ボランティアのしょうちゃんねる」で動画を配信している。毎週水曜の20時にはゲストを呼んで生配信、視聴者とリアルにやりとりしながら動画を作っている。ゲストは、これまでのゲストとの数珠つなぎ方式。まずは地元の人いっぱいと仲良くするのが作戦だ。YouTubeで「現場を見る、知る」ことにつながり、支援の手が広がることを期待している。安井さんは「YouTubeを見るだけでもボランティアだ」という。ほんとかな~?とちょっと思うが、ボランティアの第一歩はまず知ることから。動画で自分が住む県の、地域のリアルを知ってほしい。(ラジオ学生菊池)

 

 

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