
こんにちは。スクールソーシャルワーカーの馬籠清貴(まごめきよたか)です。
よろしくお願いします😊
やわらかい笑顔で話し始めてくれた馬籠さん。でも、その語り口からは普段から“聞くこと”に慣れている印象が伝わってきました🎙️
🌱活動エリアはどこですか?
今は大田原市の職員として、大田原市内の小中学校を回っています。市内全域、基本的にどこの学校にも呼ばれれば行くっていう形ですね🏫
⏳どのくらい続けているんですか?
もう10年ぐらいになりますかね。最初は児童養護施設で1年ほど働いて、それから大田原に来て、最初は非常勤として3年。それから市の正規職員として、スクールソーシャルワーカーを7年目です📆
🧭出身はどちらですか?
地元は栃木県の下のほう、茂木町(もてぎまち)です。のどかなところですよ🌾
🧒なぜこの仕事を選んだんですか?
かっこいい理由があればいいんですけど…(笑)でも、大学で福祉の勉強をしていくうちに、子どもと関わりたいなって思ったんです。大学には教育学部の友達も多くて、彼らから“現場は大変”って話を聞いて。子どもたちが学校で過ごす時間って、本当に大事な時間だと思ってるんです。
でも、そこで嫌な思いをしてたり、誰にも助けてもらえなかったりするのは、
すごく寂しいことだなって思って…。
“少しでもそんな子が減ったらいいな”って、そう思ってこの仕事を選びました🌈
🕐1日のスケジュールってどんな感じ?
その日によりますけど、午前に2件、午後に2件相談が入ってることもあります。
特に多いのは、学校に行けない、行きづらいっていう子の相談ですね。不登校といわれる状態の子です😔
でも、僕たちのところに最初に相談が来るのは、たいてい親や先生といった“大人”なんですよ。
子ども本人が直接来ることって、実は少ないんです👂
🧒子どもたちの声って、どうやって拾うんですか?
これが難しいんですけど…
子どもたちって、いきなり心を開いてはくれない。だから僕たちは、“話したくなったら話してくれればいいよ”ってスタンスでいます✨
まずは信頼してもらうことが大事。僕たちは初めて会う人間だし、子どもからしたら“スクールソーシャルワーカーって誰?”って感じですから(笑)
いきなり“なんで学校行けないの?”なんて聞いたら、そりゃ誰だって話したくないですよね💦
👀子どものSOSって、どこを見れば気づけますか?
音のしない悩み。言葉じゃなくて、表情とか、行動とか、ちょっとした仕草とか、そういうところに表れる子も多いです。
“助けて”って言えない子の方が多いから、こっちが気づいてあげられる目や感覚を持っていたいなって思ってます🧠✨
💌子どもが求めている言葉って何でしょう?
これはもう…わからないです(笑)でも、きっと“安心できる存在がそばにいる”っていう感覚が大事なんだと思います。
だから僕たちは、ただ“会いたいな”“また話したいな”っていう気持ちをずっと伝え続けます。それに反応がなくても。
それが手紙だったり、訪問だったり、なんでもいいんです📮“そばにいるよ”っていうメッセージを送り続けることが大事なのかなと💭
💬地域の大人にできることって、何だと思いますか?
うーん…“子どもたちの今を知ること”かなって思います。
何が好きで、何に悩んでて、どんなふうに暮らしてるのか。
そのうえで、話を聞いてくれる大人が地域にいるってだけで、子どもは安心できると思うんですよ😊
子ども食堂とか、朝市とか、そういう場にただ大人が“いる”ことにも意味があるんじゃないかなって思います🍙☕
🧩問題を抱えている人へのメッセージを
“問題を抱えてる自分”って、悪いことじゃないと思ってます。
むしろ、生きてる限り、問題ってなくならないんですよね。
でも、ひとりで全部抱え込むと、動けなくなっちゃう。
だから“誰かと一緒にちょっと考えてみる”っていうだけで、少し楽になるかもしれない。
それが僕らの役割。
“解決”じゃなくて、“軽減”。
もしこのブログにたどり着いた人がいたら、ぜひ誰か信頼できる人に、ちょっと話してみてほしいです🍀
✍️編集後記
馬籠さんの言葉は、どれも自然体で、飾りがありません。
でも、そこにあるのは確かな「覚悟」と「優しさ」でした🌟
“助ける”より“寄り添う”、“支援”より“一緒に考える”。
そんなスタンスが、どれだけの子どもたちを支えてきたのか。
そして、これからも支えていくのだと思います。
学校や家庭、そして地域の中で“そっと力を添える存在”――
それが、馬籠さんのようなスクールソーシャルワーカーです👣
📺今回のインタビューを聞き逃してしまった方、もう一度じっくり聴きたい方は、ぜひ下の
アーカイブをチェックしてくださいね🎥✨👇(しょうちゃん)
https://www.youtube.com/live/_RMyGUZ-VYE?si=WM_6oSvr_3i-ds0v