こんにちは、ボランティアのしょうちゃんです!
今回は、大田原市にある医療法人「大田原厚生会」の在宅介護支援センターでケアマネージャーを務めている尾又正志さんにお話を伺いました。
ケアマネージャーの仕事について、詳しく知る機会はあまり多くないかもしれませんが、この職業の魅力ややりがいをたっぷりお伝えしたいと思います!
ケアマネージャーとはどんな仕事?
ケアマネージャーは、要介護や要支援の認定を受けた方々に、必要な介護サービスを計画し、生活をサポートする仕事です。具体的には、利用者様が自立した生活を送れるように、ケアプランを作成し、適切なサービスが提供されているかを確認し、状況に応じて調整を行います。
尾又さんは、24歳から福祉の業界で働き始め、10年以上の経験を持つベテランのケアマネージャーです。もともとは保育士を目指していたものの、母親がケアマネージャーとして働く姿を見て、高齢者福祉の分野にも興味を持つようになり、この道に進むことを決意したそうです。
ケアマネージャーのやりがいと難しさ
ケアマネージャーとしての業務は多岐にわたり、利用者様やそのご家族との信頼関係を築くことが非常に重要です。
初めての訪問では、利用者様が緊張することも多いとのことですが、そのような時には、過去の生活歴や趣味などに関する話題を取り入れて少しずつ打ち解ける努力をされています。例えば、カレンダーや写真を見て、利用者様の趣味や関心に触れることで会話を弾ませる工夫をしているそうです。
また、ご家族との連携も大切で、利用者様の生活環境や健康状態を細かく確認し、必要な支援を提供するために、地域の関係機関とも密に連絡を取り合います。このような日々の努力を通じて、利用者様が安心して生活できるようサポートしています。
ケアマネージャーの仕事の魅力
ケアマネージャーの仕事の魅力についてお話を伺ったところ、最も印象に残っているのは、利用者様やそのご家族から感謝の言葉をいただける瞬間だそうです。病気や事故で入院してしまい、元の生活に戻ることが難しくなった利用者様が、自分らしい生活を取り戻せるようサポートし、その結果、感謝の気持ちを表してもらえることが、何よりも励みになるとおっしゃっていました。
しかし同時に、利用者様の希望とご家族の意向が異なる場合には、その間に立って調整を行う難しさもあります。例えば、利用者様が自宅での生活を希望していても、ご家族が施設での介護を望む場合などです。こうしたケースでは、双方の意向を尊重しつつ、最善の解決策を見つけるために時間をかけて話し合いを重ねることが必要です。
地域社会での介護の課題
高齢化が進む中で、介護の需要は増え続けていますが、まだ多くの方が介護サービスを身近に感じていないのが現状です。利用者様やそのご家族が介護の必要性を感じながらも、初めての利用には抵抗があることも多いです。
ケアマネージャーの役割は、地域の中でこうした方々を支えることにあります。地域全体で支え合い、介護が必要な人たちにもっと気軽に利用してもらえるような環境づくりが大切だと感じました。
最後に
ケアマネージャーの方々は、まさに地域社会の縁の下の力持ち。彼らのサポートがあるからこそ、高齢者の方々が安心して生活を続けることができるのです。
介護や福祉の仕事に興味を持っている方は、ぜひこの職業にチャレンジしてみてください!
これからも地域の皆さまのために頑張っている方々を応援していきます。
編集後記
ケアマネージャーという職業は、利用者様の生活を支えるために、多くの知識と経験が必要なだけでなく、人との信頼関係を築く能力が重要だと改めて感じました。
お話を伺う中で特に印象的だったのは、ケアマネージャーとしての「寄り添い方」でした。
利用者様の生活の歴史や趣味、家族との関係性など、さりげない会話の中から情報を集め、安心して生活を続けられるようサポートする姿勢にとても感動しました。相手の気持ちを理解し、時には信頼関係を築くのに時間がかかることもあるけれど、その努力が実を結ぶ瞬間があるという話を聞きました。
高齢化社会が進む中で、介護や福祉の現場はますます重要になっています。ケアマネージャーの方々が地域社会を支える縁の下の力持ちとして、どれほど重要な役割を果たしているか、 今回のインタビューでよく分かりました。
もしこれを読んでいる方の中で、介護や福祉の仕事に興味を持っている方がいれば、ぜひ一歩踏み出してみてください。きっと多くの学びとやりがいが待っていますよ!
次回も、地域で活躍される素敵な方々のお話をお届けしますので、どうぞお楽しみに!(しょうちゃん)
リンクはこちら⇨ https://youtu.be/Es-t4kCvLd0?si=fgafZl1SzPK734Po