気になるこの人!”石材の匠”尾引仁さんに聞く!石材と墓石の世界

◇県北で社会貢献やボランティア、SDGs活動に積極的に取り組んでいる方々にしょうちゃんが聞く!今回は大田原市佐久山で石材店をされている尾引仁さんに石材店やお墓、ボランティア活動についてなどYouTubeチャンネルでインタビューをさせていただきました。

◇石材店の仕事はどんなこと?

主に墓石関係ですね、お墓を作ったり、撤去したり、移動したり、改修したりしていますが、石にまつわるものなら何でもやります。住宅のエクステリア関係、石の塀とか乱張りとかもやっています。

 

◇創業何年?

大正時代からになりまして、私で4代目になります、こう見えても…。

 

◇取り扱っている石材はどんなもの?

一番身近なところで言いますと、栃木県北では芦野石、南では大谷石があります。石の名前は産地の名前がついています。芦野でとれるから芦野石みたいな感じです。茨城県に行くと「真壁」「笠間」でとれる石があります。今、国産の石は値上がりし高いのでお墓に使っている石はほぼ中国産になります。

 

◇資格を持っているとお聞きしましたが?

国家資格一級技能士(石材)と石を張る、加工する作業の資格を持っています。

―――石材を扱うプロフェッショナルですね!

 

◇留学経験もある?

学生時代、英語科にいて英語の教育免許も持っています。フロリダ州に留学していました。

 

◇どんなお客様が来ますか?

お墓を建てたい方が多いのですが、お墓をしまいたいという人も増えてきています。共同墓地に骨をおさめる形を選ぶかたも結構います。

 

◇お墓について考えるポイントは?

気持ちが1番大事だと思っていて、自分が入る入らないは置いておいてお墓をどういう気持ちで考えているかですね。悩みができたときにご先祖様にゆだねらることができることで、気持の整理ができます。お墓はそういう場所であることがベストだと思っています。

無理のない範囲でつくっていくことが大切です。

 

◇お墓ってどうやって出来上がる?

まずデザインして、石を注文します。次に石に字を彫り、現場に行って取り付けて完成です。

その全ての工程を2人で行っています。

 

◇お墓はいつ建てる?

生前にそういう時期かなと感じて建てる方が多いようです。急に親が亡くなって新しい墓地をお願いします、ということもあります。

 

◇ボランティア活動は?

地元佐久山で地域活性化協議会の部長をしていまして、この地域に子どもが「残りたい」と思えるような活動をしていきたいと思っています。

 

◇みなさんに伝えたいことはありますか?

『お墓を建ててください!』

お墓をしまう風潮ができてしまっています。

お墓を小さくてもいいので建てていただきたいです。

インタビューは以上です。

 

 

編集後記)

インタビューを通して、石材の世界に対する深い愛情と知識を感じることができました。職人としての誇りと情熱が一つ一つの墓石に命を吹き込んでいるようです。尾引さんの魅力的な語りは、石の世界の奥深さを存分に伝えてくれました。

ありがとうございました。(しょうちゃん)

 

詳しくは、YouTubeチャンネル【ボランティアのしょうちゃん】動画配信しています!

リンクはこちら➡https://youtu.be/hc7kyc-pwSk?si=wbB63P0cOdDC09O8