気になるこの人！”ひとつのSNS動画が起こす人生の歩み”　『ジャパン家 ボーカルスクール すわじゅんこ』

県北で社会貢献やボランティア、SDGs活動に積極的に取り組んでいる方々にしょうちゃんが聞く！今回はシンガーソングライター・ボイストレーナーとして活動しているすわじゅんこさんにインタビューをさせていただきました。

◆こちらのボーカルスクールはいつから？

２０２２年の2月から始まりもうすぐで3年目になります。

生徒さんは、5才～７０才代のいろいろな方が上手になりたいと学びに来られています。

◆どういった方がレッスンに来られていますか？

みなさんそれぞれに目的があって、音程がとれない、カラオケで高得点をとりたい！YouTubeで”歌ってみた”をやりたい、人前でライヴをしたい！プロの歌手になりたい！というさまざまな人が学びに来られています。

◆どのようなレッスンですか？

マンツーマンレッスンになります。

それぞれのタイプを見極めて、裏声が得意とか、地声が得意、声がかすれる、自信がないなどの悩みを聞き出してブラッシュアップしていきます。

◆歌を教えることはどうですか？

教える立場になって歌のむずかしさをより感じています。10人いたら10人違います。でも教えることでどんどん上手になっています。

◆生徒さんが歌を披露することはありますか？

3カ月に１度栃木県大田原市道の駅与一伝承館の多目的ホールで発表会を開催しています。

人前で立つだけで、自信がついて緊張がとけて輝いていきます。

◆すわさんがプロの歌手になろうと思ったきっかけはなんですか？

わたしは生まれも育ちも大田原市ですが、小さい頃は地元の合唱団に入っていて人前で歌うことが好きでした。テレビとかで歌っている人を見て自分もいつかそうなりたい！と思う気持ちがありました。

 ◆歌うことで心がけていることは何ですか？

絶対に自分なんかはダメとか、間違っちゃったらどうしようとかは捨てます！

その時にできる最大限の表現とか力とかでこのステージを最初から最後までやり切ろう！

そう思っています。

◆SNSで動画が２５万回も再生されたと聞きましたが…！？

自分でも突然のことでビックリしました。

当時２０１７年東京に住んでいて、ミャンマー料理屋さんでミャンマー語で宇多田ヒカルさんの「Ｆｉｒｓｔ　Ｌｏｖｅ」を歌って動画をＳＮＳに投稿したところ２５万回も再生されました。するとミャンマーの水かけ祭りというイベントなどから声がかかり５万人規模のステージなどを経験し、その後ミャンマーに10ヶ月くらい住んでたくさんの経験をさせていただきました。

↑当時の様子

◆ミャンマーに住んでみてどうでした？

ミャンマーにいるとボランティアが当たり前のことで、持ってない人、困っている人がいれば助けることが、生活をしていて日常のことなんです。たとえ自分が困っていてもさらに困っている人に渡す。たくさん持っていたら渡すのがあたりまえ。

さらには、お金持ちになって困っている人のために学校を建てようとかを考えていて、与えることがミャンマーの人の考え方なんだなと感じました。

◆ミャンマーでのたくさんの経験？

ミャンマーにいたときはずっとボランティアというか無意識のうちにボランティアをしていたという感覚です。寺子屋や日本語を勉強する場所などで歌を教えたり、頑張っている人を応援する気持ちで活動していました。

当時ミャンマーには音楽と体育の時間がなくて、じゃあわたしの得意な音楽を教えたいと子どもたちに教えていました。いい経験をさせていただき、またミャンマーの人に愛をもらいました。

◆ミャンマーの貧困問題？

ミャンマーは貧困国ですが心の幸福度ランキングは1位です。困っていても必ず誰かが手を差しのべてくれます。人も明るくていつもゲラゲラ笑っています。

貧困国とも呼ばれていますが世界一の寄付大国だと思います。

◆今回『子どもの貧困を撃退しよう！』をテーマにしたチャリティーイベントのコンサートを引き受けていただけたきっかけは？

声をかけていただいて。私たちも困っている子どもたちに少しながら元気に生活できるように微力ながら協力をさせていただければなと思いました。

これからも私が経験できたことを歌を通じて伝えていければと思います。

◆余談です・・・

当時はミャンマーのことを何も知らなかったので勉強しました。よく行っていたミャンマーの料理屋さんでカレーとか煮込み料理とかありますが、とくにお茶の葉を佃煮みたいに細かく刻んで入っててトマトやお豆などが入っているサラダが好きでした。１度食べてみてください。

日本にはミャンマー料理店が少ないので大田原市にもあればいいなと思ってます。

インタビューは以上です。

　華やかな印象と柔らかく芯のある声が人を包み込んでいくようなスケールの大きさを感じました。言葉に愛をのせ世界中に声を届けているすわじゅんこさんは、一言では言い表せない物語をこれからもまだまだ作り続けていくことと思います。

ありがとうございました。（しょうちゃん）