コロナ禍での「就活事情」聞いてみた。

「周りの人の進捗がわからず不安」

 

 1/19はラジオ学生・山本とゲストには宇大4年の八木橋さやかさん、3年生の熊倉よしとさんで放送しました。今回のテーマはズバリ、就活! 熊倉さんは現役の就活生、八木橋さんは無事企業への就職が決まったたばかりの2人にいろんな話を聞きました。

 熊倉さんが就活を意識したのは2年生の3月(9か月前)。公務員志望で当初は就活関連のアプリを入れたり、関連イベント参加から始まり、その後大学の公務員講座・説明会に参加して、今に至るとのこと。

 コロナの影響は大きく、公務員関係インターンが軒並み中止、民間企業でもオンライン化になり現場の雰囲気を見れない、オンライン授業で友達と情報交換ができないことも苦難だったとのこと。

「みんなが今どんな進捗状況なのかがわからなくてすごい不安」と熊倉さん。八木橋さんも「SNSだと話が重くなるので、相手が触れられたくないことに触れたらどうしよう」との葛藤があったと言います。

 

就活を振り返って・・・これからの就活生へのアドバイスも!

 八木橋さんは東京の人材派遣会社に7月に内定が決まりました。その後公務員試験を受け、9月に正式に決定したそうです。2年生の夏に就活を意識し始め、定型の公務員講座とインターン。公務員の勉強をしつつ民間の対策をしていたとのこと。「公務員に絞っている人は最後まで公務員で頑張る覚悟の人が多く、自分はそこまで頑張れるかわからなかったし、どっちが合うかもわからないので両方受けました」と言います。

 コロナの影響は、面接がオンラインになり合格者枠が減少したこと、さらに年度始めの試験が中止になり日程が後ろにずれ込み、就活スケジュールが狂ったことでした。

 まだ余裕あると思い込んでしまい、やる気もなかなか起きないところが就活で失敗したことだそうです。

 良かったのは「企業がトラブルにどう対応するのか」を見れた点。企業ごとに就活生に対する対応の差がありその違いが分かったとのことです。また、オンライン面接=自宅で面接なので、直前まで準備できるメリットもありました。

 

 最後に就活生へのアドバイスを聞きました。

「来年の人が面接で聞かれそうなことに、在のコロナ禍で何をしていたか。どのように生活していたか、と質問があるのではと思います。その回答を考えつつ就活に望んだほうがいい」とのこと。

 まさしく聞かれそうだと腑に落ちました。熊倉さんも「今日から考えます」とのこと。山本も来年は就活なので、先輩の生の声を聞くのはとても貴重でした。(やまもと)