コアラのポケットで「一人で困っている妊婦さんやお母さん」をキャッチ! 12/8ラジオ

今回(12/8)のゲストは、そらいろコアラ代表の鳥飼さんと事務局長の北村さんでした。そらいろコアラは202010月にNPO法人になった新しい団体です。どんな団体で、何を目的にどんなことをしているの?これからしていきたいことは?などなど、様々なことをお話しいただきました。

 

空の色はいろいろ。いろんな「困っている人」を受け止めるコアラのポケット

 そらいろコアラの「そらいろ」って何色だと思いますか?

 思い浮かべた色は人によって様々だと思います。晴れ渡った空の青色、夕日に染まった空の茜色、曇り空の鉛色。どんな色も「そらいろ」になります。また、「そらいろ」は日によっても変わっていきます。一人一人の考えやその移ろい、さらにはその多様さを肯定できる「そらいろ」に心惹かれ、「そらいろ」と付けたそうです。

 では、なぜ数あるいる動物の中から「コアラ」を選んだのでしょうか。そらいろコアラには困っている人をキャッチするポケットを作りたいというコンセプトがあります。ポケットがある動物としてコアラを選んだそうです。後から、コアラが木に掴まっている印象的な姿が「ハグしているように見えていいね」という声があり、コアラを選んだ理由に加わったそうです() …実は別の理由もあるそうで、その理由は「共同代表の鳥飼さんに似ているから」というものだそうですよ(^^)

 では、「困っている人をキャッチするポケット」としての活動はどんなものでしょうか。現在行っている活動に、LINEでの相談窓口があります。その名前は「コアLINE」。妊娠や子育てに関する質問を受け付けており、妊産婦さんやそのパートナーの方などの子育てに関わる人々を対象にしています。赤ちゃんが生まれた後も、ママの集いには参加しづらいパートナーの方も気軽に相談することができます。また、どこに質問すればいいのか分からないような気になることも匿名で質問できます。質問を答える人には助産師さんなどがいて、相談に応じた専門家が返信しています。気軽にプロに質問できるのは心強いですね!

 

子育てを地域に開くー孤立しない子育てをー

「子育てを地域や祖父母と共にするという環境が薄れてきている」と鳥飼さん。子育てを自分でしなければと自分を追い詰め、孤立してしまう状況が起きやすくなっているそうです。孤立して追い詰められた親がDVや虐待をしてしまうこともあるそうです。このような状況を打破するために子育てを地域に開こうとしています。また、孤立を防ぐために、「コアLINE」の存在を広めてより深く相談者と関わっていくことを目指しています。「コアLINE」を広めるために、協力してくださる施設に案内カードを置いています。妊産婦が訪れやすい場所だけでなく、将来妊娠するかもしれない人がいる、学校などにも協力を募っています。

 

中高生・大学生のための、親がわりの居場所を作りたい

 「中高生や大学生の居場所をつくりたい」と北村さん。(ひとり親家庭の子は)中学生から高校生に上がると行政からの制度や支援が切れてしまいます。その制度と制度の狭間に落ち込んでしまう子どもたちとつながり続けられるような、子どもが子どもの顔に戻れるような場所を作っていきたいそうです。妊産婦の相談に来ていた親の子どもも支援し続けられる場所を、家で親の代わりのような立場にある子どもが「安心・安全」の感覚を取り戻せる場所をつくりたいとおっしゃっていました。私も、この「安心・安全」の感覚を感じられる場所であれば、子どもたちとつながり続けること、気軽に相談しに来ることができると思いました。

 

コアLINEはLINEのアプリ内にある「友だち検索」で@610seylkと入力すると「コアLINE」のアカウントが表示されます。質問したいこと、相談したいことがある方は、ぜひ友だち登録してください!

 

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