最後なのでふじくらに自由にブログを書かせてください。
きっかけ
先代のラジオ学生の篠原さんがお友達で、お友達なんだけど、バリバリ課外活動しててなんかいつも忙しそうにしている姿がどこか羨ましくて……思い切って「やりたい！」と言ってみました。そして、目立ちたがりという自分の性格が相まって、ただ単にラジオという公共放送で話せる！ちょっと有名になれる？！という自己中心な動機でわたしの2020年が始まりました。
みんながけっぷちラジオ革命
だから、どうしても最初は内容がつまらなかったんです。その時はこの番組の意味を理解できていませんでした。動機が「目立ちたい」だったので、より多くの人に聞いてもらおうとしました。結果として、Twitterを作ったり、YouTubeをやったり、学生に出てもらったり、様式度外視の番組構成をしたりと勝手に色々やらせていただきました。関係者各位、すみません。それをありがたいことに、「新しい風を吹かせてくれた」なんて言っていただいて、こちらは頭が上がりません。そんな不純な動機で始めたみんながけっぷちラジオ改革ですが、だんだんと本当に「伝えたい」に変わったんです。
サラダボールVネット
沢山の人とつながって、今まで聞いたことのない話を聞いて、わたしの話もちゃんと聞いてくれて、自分の世界がうんと広がったことを、いまやっと身に染みて感じます。社会のリアルを知るとともに、人の熱に直に触れました。最初は熱くて近寄れませんでした。どうして他人のためにそこまでできるんだろう、と不思議でたまらなくて、理解できなくて、多文化共生どころではありませんでした。この番組を放送するとちぎボランティアネットワーク（通称・Vネット）の事務所にいると、小説に書けそうなくらい、多種多様な人がやって来ます。がけっぷちさんが来て、スタッフさんとお話ししている声が聞こえてくるんです。そこには目を向けようとしないと見えない世界がありました。助けっとさんもよく来ます。ここは助けっとさん同士の拠点でもあります。みんな非営利です。だれもおごったり、プライドが高そうだったりする人がいないんです。本当に正直にだれかの幸せを喜べる人達だったんです。こんな人がいるのかと、尊敬よりもまず、驚きました。
知欲の原点
なんとなくこの界隈の人達は、押しが強いです。それと、見た目や話し方は結構さっぱりしています。それなのに、内側にものすごい熱を秘めているんです。社会が良くなる「確信」のようなものを感じます。それは絵空事でも綺麗事でもなく、リアルを知っているからこその、純情な熱であり、使命であり、愛なのでしょう。生と死が紙一重であるように、物事は、対極のものを知らなければ、片方だけ大切にすることはできないのではないかと思います。「わたしはまだ対価をもらって働きたいし、自分のためにお金を使いたいと思ってしまう」と言ったとき、ある人は優しく「いまはそれでいいんだよ」と言ってくれました。わたしは守られて生きてきたんだなと気づきました。20年の人生、すごく困ったこともなければ、すごく成功したこともなく、わたしの人生はまだまだ長く、世界は果てしなく広いと痛いほどよく分かりました。ピースのようになっていて、ある経験をしないと得られない経験とか感情があるのかもな、と思いました。だからあまり気に負わないことにしました。ラジオの仕事以上のことはあまりしようと思わなかったけど、ラジオの取材を通して知れるリアルにだけでもちゃんと誠意をもって向き合おうと決めました。ラジオのゲストさんやVネットに集まるいろんな人の気持ちも理解できるようになっていきました。
人生の糧に
自分の長所と短所も見つけられました。長所は、企画力と行動力、あとは文章力。短所は、要らないプライド。辛口な矢野さんに褒められると、内心とてつもなく喜んでいました。そのあとにやっぱり辛口な一言が入るんですけど、それがわたしの課題としてちゃんと蓄積されていきました。少しずつ答えを見つけていきます。文章力については今年発見できてよかったポテンシャルです。将来のビジョンがちょっと見えました。まだ思ったことをそのまましか書けないし、こうやってだらだらと長文になってしまうのですが、読んで面白いなと思ってくれた方が3人くらいいれば嬉しいです。過去のブログを見てみたら、文章が下手すぎて笑ったので、ちゃんと成長したんだな、わたし。その代わりにやりたいことが沢山あって、ちょっと協調性に欠けていたかもしれません。ほかの3人のラジオ学生に、こんなふじくらの暴走にお付き合いいただきありがとうございましたと伝えたいです。
わたしの2020年を充実させてくれたみなさんへ
最後に、いままでみんながけっぷちラジオを聴いてくださったリスナーのみなさん、本当にありがとうございました。みなさんのおかげで、すべての回がとても楽しかったし、嬉しかったし、一生の思い出です。YouTubeとの連携は当初の計画通りにはいかず、なあなあになってしまい申し訳ありませんが、応援していただいて本当にありがとうございました。そして、このような貴重な経験をさせてくれた、とちぎボランティアネットワーク、ミヤラジ、出演者のみなさん、関係者のみなさん、ありがとうございました。大物になって戻ってきます！
2021年がみなさんにとって素敵で充実した年になりますように！
〈番外編〉
プレイバックなのに8月のゲストさんまでしか振り返ってなかったけど、あれでいいの？ By父
一部クレームが終了後に届きましたｗが、メッセージは主に前半に出ていただいた方からもらっていたので、お預かりしたメッセージをすべて紹介できてよかったです。出来ればもう少し雑談をはさみながら、一つずつ丁寧に振り返りしたかったなという悔いは残ります。毎回1時間があっという間なのですが、今回は特にそうでした。時間配分には自信があったのに、最後の回でぎりぎりセーフっ！……まあ、悔いが残ってるくらい丁度いいんじゃないかなという、最後までふじくらなふじくらでした。
（ふじくら）