ボランティアは「朝起きて歯を磨く」ようなもの。

今回(9/1)のゲストは、JU栃木の大森敏臣さんです。この方は中古車販売会社、TTファクトリーの代表取締役とJU栃木の青年部顧問、指導環境委員長をされています。そして、フードバンクの活動の支援もしてくださっています。中古車販売とフードバンクの支援。この二つの関連性はほとんどないように見えます。どうしてフードバンクの支援をするようになったのか、大森さんにとってボランティアとは何なのかなど、興味深いお話をたくさん聞くことができました!

 

体に電気が走った「フードバンクの活動」

大森さんは、JUの組合員の方の「誕生日プレゼントを僕に渡すんじゃなくて、最寄りのフードバンクに寄付してくれ」という発言を聞いたとき体に電気が走ったような衝撃を受けたという。その活動のすばらしさに感銘を受けフードバンクの活動への興味を持ったそうだ。フードバンクうつのみやについて知ったのは友達のお父さんがフードバンクの活動をしていることをきいたこと。活動の話を聞いて、大森さんは豊かに見えるこの世界にも貧困の人がいることを痛感し、何ができるのだろうと考えた。そこで組合を通して食品を集め、フードバンクに寄付することを考えたそうだ。個人の活動としてボランティアをすることは気恥ずかしさを感じることもある。

「組合の活動として行えば、抵抗を少なくして取り組むことができる」と大森さんがおっしゃられた。確かに団体で取り組めば気恥ずかしさは消えるし、より多くの寄付も集まる。もしかしたらボランティアに興味を持つ人もいるかもしれない。会社や組合でボランティアを行うということは有意義であるのだなと改めて感じた。

 

「乗っかっていって誰かが幸せになれば、それでいいじゃないですか」

 今までの私が担当した放送回のた助っ人さんはボランティアを生活の中心にしている、いわばボランティアガチ勢の方々だった。中古車販売とフードバンク支援などのボランティア活動にはあまりつながりがないように思える。どうしてボランティア活動をしているのか質問すると、「ボランティアをしている意識はあまりなくて、ボランティアは、朝起きて歯を磨くような感覚の延長にある」と大森さん。

 当たり前のことをしているだけ、という感覚だそうです。自分自身が頑張っているというよりは頑張っている人たちの活動に乗っかって楽しんでいるのだという。「乗っかっていって誰かが幸せになれば、それでいいじゃないですか」とても格好いい、素敵な言葉だと感じた。

 大森さんのような人は、フードバンクの運営側から見てもありがたい存在だそうだ。「ボランティアやチャリティーが普通のこととして行われると自然と社会が良くなっていく」と曽根さん。ガチ勢とエンジョイ勢が相互に関わっていくことが活動の活性化には欠かせないのだなと思った。(おぐま)

FM77.3 >>>> 毎週火曜日19:00から

●スマホからも >>>> https://fmplapla.com/miyaradi/