子どもの頃の経験を、今のみんなにも!

子どもの時の体験の楽しさを、今の子にも味わってもらいたい

 8/25の放送では、学生パーソナリティー山本、ゲストにはVレンジャー大小原(だいこはら)さんを迎えて放送しました。

 Vレンジャーは学生や20代の若者を中心に今年の4月に立ち上げられたばかりのボランティアグループで、「子どもの貧困を救う」ために体験活動を通して子どもたちに様々な機会を提供する!と言ってます。大小原さんは社会人メンバーとして、薬品を製造する工場で仕事をしながら、Vレンジャーに関わっています。当初は緊急事態宣言下でオンラインのみ。対面での活動はやめていましたが、6月から徐々に活動を復活。お盆にはVレンジャー初のオフライン活動で、佐野の子ども食堂を利用している子どもたちと自然に触れ合うレクリエーションをしたほか、今週末には塩谷で川遊びデイキャンプをする予定。

 もともと、子どもの頃から学童保育や地域の団体などでキャンプや自然体験などの活動をずっとやっていた大小原さん。大学生の時には運営スタッフ側としてかかわっていました。

自分が参加しても楽しいので、参加してくれる子どもたちだけでなくそれを支える社会人や学生の人たちにもその楽しさを知って、たくさんの人が来られるようにしていきたい」。

 

実は、大人も寂しい。「大人向け居場所」づくりしたい

 Vレンジャーの大小原さん。将来やってみたいことがあるそうです。宇都宮大学のそばにある「コミュニティカフェ・ソノツギ」で、子どもから大人の人まで自由に相談できるスペースを作ること。最大の特徴は社会人向けにもお話の場を設けるということです。子ども向けには児童相談室や地域の支援団体など様々なサポートがありますが、大人の場合だと極端に少なくなってしまいます。しかしながら、大人でも職場での人間関係やパワハラ、セクハラといった問題はあります。実際に、大小原さんの職場でも年に12人はそんな理由で休職するらしいです。悩みあるサラリーマンが気軽に頼れる居場所を作りたいとのことでした。

「大田原に”えんがお”という団体が活動していますが、イメージとしてはそれを宇都宮でやってみる感じです。一番はじめに、そういう場所があれば自分が行ってみたいなと思ったから…。宇都宮の中にもそういった場所が増えたらいいな」と語る大小原さん。

 確かに子どものうちは周りでいろんな大人たちが話を聞いてくれるけど、年をとると人との関わりが薄くなり、困っても相談できる相手がいないことはよくあるなと思います。大小原さんが考えている居場所がとても魅力的なものになるのではと思いました。(山本)