こんにちは。Vレンジャーのみやさかです。今回は若年者支援機構の子どもの居場所「キッズハウスいろどり」のご紹介です!
6/6(土)の夕方、ボランティアお話会がオンラインで行われました。ボラ活躍中の宇大生3人(稲川さん、相澤さん、中西川さん)と、スタッフの荻野さんの進行でお話会が進みました。
●キッズハウスいろどり=「食べる・学ぶ・遊ぶ・安心」の居場所
稲川さん(以下、稲):キッズハウスいろどりは「食べる・学ぶ・遊ぶ・安心」を子どもたちに届ける、子どものための居場所です。木曜日は、登録制で子どもが来ています。家庭に居場所がない、学校に行けていない、家庭に事情があって家庭にいられない…。さまざまな事情を抱えた子どもたちと、楽しい時間を共にするため活動しています。
相澤さん(以下、相):普段の活動では、放課後子どもがきて、遊んだり宿題をしたりします。祝日や誕生日にみんなでお祝いイベントをすることも。家でお母さんが面倒を見てくれなかったり、親が働いていて1人だったり…そんな子どもたちに、体験の機会を与えるために活動しています。
荻野さん(以下、荻):曜日ごとで受け入れる子どもが違うので、ニーズに合わせた活動をしています。
稲:金曜は高校生サロン。小中学生の頃からいろどりに関わっている子どもが来ています。ただ集まるだけではなく、自立に向けて自分たちでやることを話し合って決めたり、みんなで集まって話をして新学期までの不安解消の場にもなっています。
●個性豊かな子どもたち
中川西さん(以下、中):外であそぶのが好き・家の中であそぶのが好きな子など、色々な子がいる!元気すぎて、次の行動が予測できない子もいます。
稲:とある女の子はとても絵が上手。好きなことがあるっていいなあと思います。
相:ずっとタブレットでゲームをしている子は、プログラミングがとても上手で。自分が小学生のときはできなかっただろうなと思うので、すごいなと思います。
荻:いろどりに来て、みんなと話をするのが大好きな子は、帰る直前までずっと話しています(笑)
●「当たり前のこと」をみんなで経験できる
相:学校に行けていない子どもは、友達と関わる機会が少ないので、いろどりで他の子と関わることで、社会性を身に着けていっていることを実感しています。最初は自分の気持ちをコントロールできなかった子や、自分から話さなかった子も、だんだん自分の気持ちを言葉で伝えられるようになっています。ここでの活動は、特別なことではなく当たり前のように経験している子どももいるかもしれないが、それができない子どもたちもいるのです。
稲:高校生は、受験時期もいろどりに来て、友達同士で声を掛け合って「がんばろう!」と団結していたのが、成長を感じられました。中学生の頃は遊びに一生懸命だった子が、高校生になって、ご飯も自主的に準備に関わるようになっていてとても感動しました。
●子どもと同じ目線で
相:子どもと接する上で、気をつけていることは「子どもたちの言うことを否定しない」こと。トラブルがあったときでも、次に会ったときにはいつも通り接するように心がけています。そうすることで、子どもたちにとって安心の居場所になればいいなと思います。
中:わたしも、子どもたちの気持ちを否定しないようにしています。また、実現できないことは子どもにしっかり伝えて、断るようにしています。
稲:子どもたちと一緒になって楽しく過ごすことを大切にしています。同じ目線に立って、遊ぶときは思いっきり遊ぶ。子どもたちに「今、あなたと関わっていることが嬉しいんだよ」ということを伝えられるように接しています。子どもと遊ぶことに興味がある人は、ぜひ来てください!
●きっかけは興味+人
中:きっかけは、大学内でのボランティア説明会。ボランティアの先輩(稲川さん&相澤さん)がわかりやすく説明してくれて、参加することにしました。
相:きっかけをつくったのは、おととし、みんながけっぷちラジオで学生パーソナリティをしていた友人(佐藤綾香さん!)。荻野さんがラジオに出る時に、もともと児童福祉に興味があったわたしを打ち合わせに誘ってくれて、いろどりの話を聞きました。そこから、ボランティアに行き始めました。
●ボランティア、やってみたら意外と気楽!
荻:やる前は、「ボランティア」にどんなイメージがありましたか?
稲:「人のために」「世のために」というイメージがありました。ハードルが高く、自分にはできるのかな?と思っていました。ただ、やっている人はかっこいいなという憧れもありました。いざ、やってみて…自分が「ボランティアをやっている」ということ周りに気軽には言えない雰囲気もありますが、身の回りに活動している人が多かったため、それも自分の活動の後押しになっています。
中:やる前は…ボランティアってきっちりしていて、まじめで厳しいイメージがありました。やってみると、まずいろどりのみんながとても優しい!自分が思っていたよりも、ラフな感じでした。
●ボランティアは行くもやるも自由
相:日時を決めて必ず行かなければいけない、ということはないし、自分の本業に支障が出ない程度にできればいいと思います。
稲:いろどりのボランティアで言えば、月に1・2回行ければ、子どもに覚えてもらえるし、無理のない範囲かな。自分の予定に合わせて行けます。
荻:ボランティアさんは、いてくれればありがたい存在です。ボランティアさんが無理をしていたら、それが子どもにも伝わってしまうかもしれないので、無理をしないことが大切です。ボランティアさんにも「いろどりを居場所にしてくださいね」ということを伝えています。
●興味があればいろどりへ足を運ぼう
中:やる前は不安だったけど、やってみなければ分からないこともある。最後に子どもと一緒にご飯を食べることが楽しい!とっても美味しいです。
荻:ボランティア体験の日を設けていて、居場所の雰囲気が合うかどうかを確かめてもらえるようにしています。
稲:参加したい人はまずいろどりに来て、体験してみてほしいです!
●感想~同じ思いの学生ボランティアがいること
子どもの居場所についてや、ボランティアを始めたきっかけなど、1時間でたくさんお話しいただけました。「うんうん」と共感する部分や、子どもとの接し方など勉強になる部分もありました。
Vレンジャーも「子どもの体験の貧困」をなくすために活動しています。場所は違えど、同じ思いの学生ボランティアがいることが嬉しかったです。また、ボランティアを始めるきっかけには「近くに活動している人がいる」ことが重要なんじゃないかと感じました。わたしたちも、近くの人に活動を知ってもらえるようにしていきたいです!いろどりボラのみなさん、ありがとうございました。
★いろどりボランティア募集中!
詳しくは→https://syowa-kodomo.jimdofree.com/
(Vレンジャーみやさか)