インターンシップからNPOを知ってほしい!

 10月22日のラジオ、ゲストはVネット職員でとちぎコミュニティ基金から大木本舞さんでした。とちぎコミュニティ基金が運営するたかはら子ども未来基金インターンシップについて話を伺いました。

 

インターンだけど就活じゃない

 そもそも、たかはら子ども未来基金は、県北のご夫婦の寄付で運営が成り立っています。とちぎコミュニティ基金ではそれを助成金にしてNPOを応援します。たかはら子ども未来基金の学生インターンシップ(以下たかはらインターン)はそれを、インターンする学生と受入団体に助成し「インターン奨励金」という形でお金を出しています。

 ちなみにインターンシップとは就労体験のこと。マイナビの調査では、2019年卒の学生の78.7%インターンシップに参加したそうです。

 インターンシップを企業への就職活動の一環と思う人が多いでしょうが、たかはらインターンはそう考えていません。受入先はNPOで「一般的なインターンとはニーズが違う」と大木本さんは言います。

 普通のインターンは企業の宣伝のため、人材リクルート、学生としては「雰囲気等を見ること」がニーズでしょう。たかはらインターンは「これからのNPOの活動を担う若者との接点、NPOや地域のを知ってもらうこと、地域の課題について向き合いたい学生を応援すること等」がニーズとしてあります。また、経験や出会いを広げたり自分のスキルを高めてもらいたいとも。

 

インターン学生いるからこそできることは何か

 たかはらインターンは6か月間、日数にすると24日間、平均週1回です。インターンの最初は団体の日常業務が主になります。しかし、日常業務に加えて「インターンの間に何ができるか」をNPOと学生で相談して、日常業務に加えた取り組みをすることもあるそうです。ただ、NPOにとっては日常業務に加えてイベントをしたり新たな取組みをすることは負担です。それらを応援するために、団体と学生に奨励金が渡されます。

 6か月のインターンが終わった後も、継続して団体と関わる人もいるそうです。「友人とか彼氏彼女とかと一緒に団体に行ったり…ということも聞いて、嬉しいです」と大木本さん。インターンきっかけでNPOに関心を持つ若い人が増えるといいですね。また、次年度はもっと色んな団体にインターン受入を申し込んでほしいと言います。そうするとNPOの活動も申し込む学生の幅も広がるかもしれません。

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感想:学生を募集して活動をする、その運営側には若い世代を取り込みたい理由があるのだとわかりました。ラジオの時、やのさんには「ラジオに出てる学生3人もインターンみたいなものだよね」と言われました。任期は12月いっぱいですが、ラジオを通して知った活動やボランティアに今後関わっていきたいと思っています。(こばやしめい)