LD(学習支援)特化型・放課後デイ&学習塾

 7月9日のラジオ、ゲストは合同会社crew(クルー)の伊川夢起さんでした。放課後等デイサービス・クルーキッズ鹿沼と宇都宮LDサポートセンターを運営しています。(LD:Learning Disability=学習障害)

LD特
化の放課後等デイサービス
 大学時代ずっと塾でバイトをし、さらに在学中に
塾を起業した伊川さん。工学部でしたが、教育にのめりこんだとのこと。「元々塾を作りたかった」とも。

 きっかけは、学習障害など発達障害の指導に力を入れている小学校を見学して興味を持ち、また「せっかく学習塾をやっているのだから学習障害に特化したら」とアドバイスを受けたりしたのがきっかけ。こうしてLD特化型放課後デイ「クルーキッズ鹿沼」は作られました。

 Lとは言っても他の障害(ADHDや自閉症の傾向など)を合わせ持った子が多いそうです。LDは小学校に上がってから気づくことが多く1、2年生よりも3、4年生になってから気づくことが多い。しかし、学童期の子どもは1日の学習の遅れが大きな遅れになります。気づくのが1年遅れるとその分学習も遅れ「学ぶことを拒む」ようになる。そうなる前に「学びに戻って来られるような個別の学習支援を行う」のが、クルーキッズ鹿沼です。ここではアセスメントに基づいて宿題の支援や、学習に向かうまでの支援をします。また一部の学校とは連携していて、宿題の内容や量に配慮してもらいなどもしています

検査から支援まで切れ目なく
 伊川さんが運営しているもう1つの施設は、
宇都宮LDサポートセンター。各種検査や学習支援をします。LDなど発達障害の検査は申し込んでから早くても3か月かかります。しかし、子どもが3か月の間でする成長は大きく「待ってられない」と思いこの施設を作りました。

 また病院だと検査結果は出ても、一番重要な「どう支援したらいいのか」は医師は専門外。でもLDサポートセンターには臨床心理士、特別支援教育士、元校長先生、言語聴覚士など専門家が揃っています

 例えば特別支援教育士とは、児童心理検査ができたり、検査結果から個別の支援計画を作ることができる資格です。このような支援体制を整えることで、検査から支援まで一貫して素早くできます。

 学習の方法を提供するそうです。今ならICTを使った学習の方法や補助教材があります。
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感想/発達障害の中のLD
に焦点を当てて個別支援するのは心強いですね。「学びにくさ」を持つ子どもがきちんと学び、持っている能力を生かすためにもこの取り組みが広まってほしいですし、学校も連携できたらいいなと感じています。(こばやしめい)

 

 次週7/16は学生パーソナリティ3人が集合し、お悩み相談会を開催します。ゲストには土崎雄祐さんを迎えお送りします。