NPOが社会に残したものは、セーフティーネット

 

 10月30日のラジオ、ゲストはとちぎユースサポーターズネットワークの岩井さ。NPO法ができて今年で20年。NPOが社会に残したもの、まだこたえられていない課題について根掘り葉掘りお話をお聞きしました。

 

NPO=市民の意識変革装置

 NPOとは、誰かに言われたわけではなく、自分たちの意志で社会を良くしたい!問題を解決しようとしているチームなんだそうです。そして、活動の中で、色んな人たちの視点や意識を変えていく役割を担っており、「みんなで社会を変えて行こうぜ!」という温かいムーブメントを起こすことが期待されているそうです。

 

社会に残したものは、セーフティネット

 NPO法ができて20年。NPOのチームのサービスや関わりによって、再復帰、再チャレンジの機会ができて救われている人・活躍している人はたくさんいるそうです。1つのセーフティーネットとしての機能は20年前より少し分厚くなったように感じるなと言ってました。でも、まだまだ救えていないSOSもいっぱいあるのが現状ですが、行政、国の制度だけが救われる道ではなくてNPOや市民チームが支えられるようになったことは、20年経ってできるようになったことかなと語っていました。

 

未来地図を鮮明に見せることが大切

 これからのNPOの課題は、未来を描いてデザインをして人に見せていく力が必要。そして、そこにNPOの持っている人の参加、共感を育む力で市民のやる気を引き出していくことが重要なんだそうです。「NPOに捉われず、色んな人がもっと繋がりあって色んな掛け算が起きてアイデアか重なって動く人が増える未来を起こしたい!」と岩井さんは熱く語ってました。

 

自分がほしい未来は、自分たちで作れる

 最後に「社会の問題を解決するを重く感じずに、自分の感じた違和感、もっとこういう風にしたい、こういう未来で暮らしたいという希望や願望からスタートするもの。だから、問題解決を大きく捉えず、自分がほしい未来は自分たちで作れると思ってもらえると嬉しい」と言ってました。お話を聞いていてたしかにNPOは、行政では手の届かないところにもサポートしていたり、私たちが地域参加しやすくなるようなきっかけづくりも行ってくださっていたように思い改めてNPOの存在のありがたさを実感しました。

 そして次の学生パーソナリティの引き継ぎにあたり、後輩ちゃんが見学に来てくれました。しっかりバトンパスができるように頑張ります! 次回のゲストはサラリーマンでボランティアもしている滝口さんです。お楽しみに〜!!(さとうあやか)