「自分が大変だったからこそ助けたい」訪問型病児保育リスマイリー

 6/26のゲストは、訪問型病児保育リスマイリーの山口さんでした。

 リスマイリーでは、共働きや片親家庭の子どもが病気になってしまい、保育所に預けられずに困っているお父さんやお母さんをサポートするため、代理で看病するという活動を行っています。

 リスマイリー代表の山口さんによると、この訪問型病児保育を始めたきっかけは、自分が母子家庭であり、仕事をしていたときに子どもが体調を崩してしまったことがあり、そのときに、会社を休むことができないという状態で「仕事」か「子ども」の選択に迫られ、最終的に仕事に行くことになってしまったのだそうです。

 そのとき、山口さんはほかにも同じように困っているお父さんやお母さん、病気に苦しむ子どもがいるのではないか。その子たちをどうしようかと考えたとき「子どもが病気で困っているという人たちの役に立ちたい」と強く思うようになり、共感してくれるたくさんの仲間とともに、訪問型病児保育リスマイリーを立ち上げたのだそうです。

 また、リスマイリーではいつでも利用者に適した対応ができるよう定期的にスタッフ研修を行っているのだそうです。

 訪問型病児保育リスマイリーでは、利用者の自宅で保育するため、ほかの病気への感染を予防することができ、子どもにとって慣れた環境で保育を受けられるといった利点があり、保護者の送迎にかかる時間的な負担を軽減できるという利点があります。  

 こうした、訪問型病児保育はまだ県内には多くありません。そこで、「もっと県内に多くしたい」と山口さんは語っていました。

 また、リスマイリーではスタッフを募集しています。

 保育スタッフの条件は、保育士や看護師など有資格者であること、子育て経験12年以上であることだそうです。

 リスマイリーに興味がある方は是非スタッフとして活動してみてはいかがでしょうか?

訪問型病児保育リスマイリーの山口さん、ありがとうございました。

次のゲストは栃木コープの塚原さんです。お楽しみに!

(みずの)