就労支援事業の裏側に迫りました!

第1週の火曜日は、「フードバンク」がテーマでお届けしています!

 

フードバンクの始まった頃、単品で大量にもらってもお届け先がなかったそうです。今は、そんなことありませんが…。そんな時、受け入れてくれたのが、鹿沼愛隣福祉センターだったそうです。ということで、今回のラジオのゲストは鹿沼愛隣福祉センターの仁平さんでした!

 

皆さん、就労支援継続事業を知っていますかー??私は、全てが知らないことばかりで、驚きが止まりませんでした。ブログと共に振り返ってみましょう!

 

生活と仕事の支援

鹿沼愛隣福祉センターでは、食事や排泄、運動、機能訓練などの日々の生活の支援をメインとする生活介護事業と一般就労することが難しい方が施設で頑張って仕事をする就労支援事業(B型事業)を行っています。色々な支援をしているから「多機能型事業所」というそうです。

 

B型事業とは??

A型事業は、障害が軽度の人を対象としていて地域の最低賃金をきちんと払われます。そして、制度によって利用者さんが施設に来て働けば最低賃金を払うという契約があります。それに対し、B型事業は、そういう契約はないそうです。なので、収支がなければ0円になってしまうのだそうです。

 

福祉施設は特別なところではない!

仁平さんは、19年間福祉施設に携わられています。初めの頃は、施設という感じでしたが、最近では、企業というような運営をしていかないと生き残れないという流れに変わってきているそうです。高い給料を払わないと施設に入ってくるお金(加算)がつかない。そのため、施設としては利用者にどんどん仕事をやってもらい沢山の給料をお支払いしたいところです。そして、周りからは利用者の方々に沢山のお金を払っているからいい施設と思われます。結果として、いい施設には人が沢山集まってくるという傾向にあります。

つまり、毎年毎年頑張って仕事をやっていかないと施設として成り立たなくなってしまうそうです。

「福祉制度は変化が激しく、施設といえども一般企業と同じような経営判断をしながら施設の運営を行い、利用者の方が安心して通えるサービスを提供しなければなりません。利用者さんのための支援=施設の利益に繋がるわけではない」とお話しされていました。

 

施設というと、心の優しい人たちが集まって利用者さんと1日を過ごしているイメージがありましたが、競争原理などにもさらされており大変な部分もあるのだなと思いました。

福祉施設も普通の社会と変わらず、特別なところではないのですね~。

 

仁平さん、貴重なお話をありがとうございました。

次回のゲストは、小山フリースクール「おるたの家」の稲葉さんです!

お楽しみに~!!

(さとうあやか)