「いい関わり方を見つけていくこと」が引きこもり支援

 引きこもり、そして支援の方法を皆さんご存知ですか? 私が思っていた引きこもりの支援は、本人に「がんばって。外にでようよ!」という支援でしたが、『そうではありません‼』と、ゲストのKHJとちぎベリー会の齋藤さんから教わりました。いったいどんな支援なのか一緒にブログとともに振り返ってみましょう~!

 

いつ誰がなるかわからない!?

 引きこもりになる人は、一概にこんな人ということはできず本当に幅が広いそうです。不登校になってそのままや社会に1回出てからなってしまったりと…。「うちの子は大丈夫と思っていても、いつ・どんなきっかけで引きこもりになるかはわかりません!」と齋藤さん。

 引きこもりの中には、家族との対応によって会話も成り立たず家族からも引きこもって自室に引きこもり➡昼夜逆転➡何もしないのは苦しいしやることもないからゲームやネットサーフィン➡家族からの叱責➡メンタルやられる➡圧力強くて押しのけようという力うまれる➡暴力的になる➡家族もう手に負えない…となり、とちぎベリー会に駆け込んでくることもあるそうです。

 

引きこもり支援=家族支援⁉

 本人と接している時間が唯一長いのは家族。家族からも孤立していることは、その人にとってはいい環境ではないからなんですよね。だから、家族で取り組みどうしていくかを考えることが回復の近道だそうです。施設に入れたとしても何年後かには帰ってきて、その時迎え入れるのはやっぱり家族。そこで、見放したら一時的で根本の解決にはつながらないから家族支援!住んでいる環境を変えて当事者が家族と一緒に元気になることが1番。そのためには、家族が「がんばればなんとかなる」ではなく、「なんとかならないことがある」など考え方を変えて、受け止めて変わってもらうことが大事だそうです。

 

家族の考え方を変える方法とは…?

 とちぎベリー会では、しっかりと親御さんの話を聴くことから始まります。どんな関わり方をしているか?何に困っているのか?日頃どんなことをしているのか?信頼関係を築きながら会話を進めます。人は関わられると関わられたことを肌で感じて次の活動に繋がるそうです。関わった時の刺激、つまり、親がどんな言葉をかけているのか、どんな対応をしているのか話を聞きながら、関わっている様子を把握し助言をしています。荒れたりするのは、関わっている刺激がいいものではないから心をかき乱しておこるもの。いつも怒っている訳ではないから、どんな時なら笑うのか?そこを分析していい関わり方を見つけていくそうです。

 最後に、「困っていたら1人で悶々とせずにぜひ相談して欲しい。安心して話せる場所を用意しているので先延ばしにしないで思ったら連絡ください。」と齋藤さんは言っていました。

  何気ない言葉1つ1つが、言われた相手にとっては刺激が大きく行動を変えるものなので、言われた相手の気持ちを考えながら口に出していくことが大切なのだなと改めて思いました。

 次回のゲストは、認知症カフェの金沢さんです!お楽しみに~!!!(さとうあやか)