愛、相、会い、あいあい♡

 2月ラストのラジオゲストは『あいあい食堂』の代表・宇都宮大学4年生の松田悠希さんでした。ここは学生主体で運営されている子ども食堂。最近各地で増えてきましたが、みなさんはどんイメージを持ちますか??

「子どもの貧困支援?」

「子どもしか行けないのかな?」「そこまで困っているわけではないけど行っていいのかな」…と、イメージは人それぞれでしょう。

 子ども食堂には「決まった形がない、その地域に合わせた形」と松田さんは言います。『あいあい食堂』は地域の人だれでも気軽に立ち寄れ、大家族になれる居場所を目指しています。子どもを中心に地域の人たちを巻き込み、人と人とのつながりを生み出せる場。小学生はもちろん、お父さんお母さんや会社帰りの人までさまざまな方がいらっしゃるそうです。「地域食堂とも言えるね!」とコメントおじさん。 

 本当は誰でも来てほしいのに、”子ども食堂”って名前のイメージが先行しちゃう面もあるようです。

 でも、ここまで注目され広がってきたのも”子ども食堂”という名前のおかげ」と松田さん。たしかにわたし自身、”子どもがひとりでご飯を食べている姿”に目を向けることは少なかったです。また、食堂に誰でも集えるコミュニティスペースのような形があってもいいんだ!という発見もありました。 

 あいあい食堂、名前の由来は「ことば自体にいろいろな意味を持つ”あい”を、子どもたちが呼びやすいように”あいあい”とくりかえした」だそう。親しみやすく温かい印象が伝わってきますね!

  誰でも来られるあいあい食堂だからこそ、子供と大人の関わりが生まれてきたそうです!食事しに来た大学生グループに、子どもが積極的に声をかける場面もあるとのこと。「子どもに何かしてあげよう」「大人としてうまく接しなきゃ」ではなく、ご飯を共にして地域の子どもとつながりを持てることこそが、この食堂の素敵ポイントだと思います☆

 あいあい食堂は、ゆったりとした食を通して、人とのつながりを大切にし、スタッフも来た人も「ここに来てよかったな」と温かい気持ちになれる そんな地域の居場所を目指している。直接話さなくてもいい。「こういう人いたんだ」という気付きこそが、つながりの第一歩。これからも、地域に住む人同士が集える居場所が増えていけばいいな。

  そのような話で締めくくっていただきました。

『あいあい食堂』は毎月末の金曜日18:00~開かれています。16:00~は駄菓子屋や遊び場も開放。大人は400円、子どもは200円でおいしい料理をいただけます!ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか!?

  リスナーの皆さん、ブログを読んでくださった皆さん、そして笑顔がステキな松田さん ありがとうございました。次回のゲストは、社会福祉士かつ医療相談員かつVネット職員の小沢さんです!お楽しみに!(みやさか)