若者も頑張る!大学生内田さんが語る学習支援!

 2/13のラジオ、ゲストは大学1年生の内田恵(けい)さんでした。彼は、地元埼玉で定期的に学習支援のボランティアをしています。

 

 ところでみなさん。「学習支援」はご存知でしょうか!?経済的な理由のある中高生向けの、いわゆる”無料学習塾”のようなものです。内田君のような大学生から社会人、シルバー世代など多様な方々のボランティアによって成り立っています。

 

 内田君が携わる「さいたまユースサポートネット」の学習支援は、彼自身も以前通っていたところ。「いままでしてもらったことの恩返しをしたい」との思いで、当事者から支援者としてかかわるようになりました。

 学習支援と聞くと”勉強を教える”というイメージが大きいですが、それだけではないのです。

そこは、学習を通して大人と関われる”居場所”。

彼自身、中学時代に通い始めた当初はなかなか打ち解けられなかった。しかし、とある1人のボランティアさんと出会い雑談をするうちに心を開けたそうです!これぞアイスブレイク。

その後は学習+相談事もできる居場所となりました。友達には言いづらい相談もあります。必ず味方になってくれる大人に相談できる場、それが学習支援の姿なのですね

また大学生ボランティアがいることで、年が近いからできる相談もでき、進路設計さなかの中学生にとって「こうなりたい!」という理想像になるそうです。なんだか学習支援のイメージが変わってきました!

 

 そうは言っても勉強ができないとボランティアは難しい…?というハードルがある気がします。しかし!その点は心配無用。

一緒に考える”ことこそが重要。内田君も試行錯誤して一緒に勉強しているそうです。また、得意の理科分野を楽しく教えられるよう、ミジンコを持ち歩いたり(!?)しているそうです。自分の得意な分野を生かせるということも素敵ですね。

 

 内田君にとってボランティアとは「Win Win」だそうです。横文字ですね…さすが若者。と冗談はさておき、その通りだなあと思います。日々の生活でも、人に何かしてもらえたら嬉しいし、人に何かすることも嬉しい。支援者も受け手もWinということですね!

支援者としては、「目の前にいる”あなた”のために一生懸命になれる」というところがやりがいだそうです。

 

 話は変わりますが、彼は壁を乗り越えてきた(いる)当事者として、さまざまな場で思いを発信しています。相当勇気のいることだと思います。どのような気持ちで発信しているのかお聞きすると、

「自らの経験を語ることがこわいという気持ちがないことはない。しかし後の世代に同じ思いをしてほしくないから。誰かが言わないといけないし、当事者だから言えることがある」

 

 「人を思う」ことは素敵だなあと感じたラジオでした。実は内田君とは大学のお友達!毎度のことながらテンパってしまった私に、内田君はラジオ終了後励ましの言葉をくれました。なんてやさしい…。精進します(^^)

 リスナーの皆さん、ブログを読んでくださった皆さん、そして内田君。ありがとうございました。

次回のゲストは『一般社団法人 えんがお』の濱野さんです!お楽しみに。(みやさか)