ひとりでは生きていけない。「さみしい思いはなかなか目に見えない」

 1月9日のみんながけっぷちラジオ、ゲストは「Vネット理事長」二見さんでした!

 活動の原点は音訳ボランティア。視覚障害者に、小説などの朗読をテープに録音するものです。地域にいる「音訳」を必要としている人のために一人で活動を始め、仲間を募り30人でやっていたそうです! 最初は視覚障害者の情報もなく、口コミで一軒ずつお宅を訪ねたとのこと。地道なところからスタートしたんですね。

 国際医療福祉大の関係福祉施設でのボランティア・コーディネーターも15年やったとのこと。印象に残っているのは2011年の「3.11 東日本大震災」時の大田原での「学生ボランティア・プロジェクト」。

 震災発生時、福島県出身の学生が「故郷を思うとやりきれない。何か大田原で活動はできないか」と。二見さんは学生とともにプロジェクトを立ち上げ、最初(3/12)の午前1人から、その日夕方には70人。3/31には市民の方も含め、なんと(のべ)600人が活動したそうです!「学生が自らコーディネートし、主体的に動くところに携わることができた」のが素晴らしかったと言います。ボランティアコーディネーターとして学生を導くと同時に”共に”活動をすることを大切にしているのだな、と思いました。

 現在は自営で「フタミカフェ」をやりつつ、Vネット県北支部の「子ども食堂」にも携わています。子ども食堂は、困窮している子どものセーフティネット。だけど、それだけでははない、とのこと。

「大事なのはお年寄り、子育て中のお母さんなど地域の誰しもが一緒にいられる場所であること」。さみしい思いは、なかなか目には見えない。そういう思いを抱える子どもたちが「自分もいていいんだ。社会の中で守られているんだな。」と感じられる場所を目指しているそうです。

 子ども食堂は自然に・安心して・おなかいっぱい食べられる場所。その幸せは当たり前のことではないのだな、と感じました。そんな素敵な場所をたくさんの方に知っていただけたら嬉しいですね。

 最後に「ひとりでは生きていけない。ひとりひとりが、支え、支えられる社会になればいいなあ」と二見さん。・・・すご~く長くなりましたが、内容のつまったお話でした! リスナーの皆さん、ブログを読んでくれた皆さん、二見さん、ありがとうございました!!(みやさか)

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フタミカフェ http://futami-cafe.com/

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