福島の未来を語る「未来会議」を大田原でやった10/8

少し前、栃木で「未来会議」を、福島・いわきから招いてやりました。会議にもいろいろありますが、“未来語り”の対話の集会です。組織の行く末を決める会議は議論。そうじゃなくて、自分(たち)の未来を考えるところがポイントですかね。参加は、福島からの避難者15人位+栃木県民20人+栃木・福島からのスタッフ10人の全部で45人位。

 講師・ファシリテーターは、いわき市の霜村さん。菩提院というお寺の副住職さんで、未来会議の副事務局長。未来会議がやってきたこと、やり方などを20分ぐらい話してもらって、ダイアローグ=対話の開始。

 今回のお題は「私の充実した暮らし」。5人にテーブルを3回転して対話しました。福島の人の話(A)を聞き、自分の話(B)をし、すると自分の中に「A´」が生まれる。他人の意見を採る/採らない、ではなく、自分の中に別の考え方を生む、ということだそうです。福島の問題は人によって違う、それを1つの方向だけに決めていいのか、また一つに決めた人はダメなのか…。普段はあまり考えないフクシマのことを栃木の人は知ったし、(元)福島の人も話せたのじゃないかなと思います。また避難したとき小学生だった人は今大学生。未来のフクシマのことを考えるのは高齢者だけじゃないはず、若者も2人きていました。スッキリしたし、意外に面白い未来会議でした。(や)