熊本報告会㉒…必要な裏方にもっと光があたってほしい」

 毎週水曜は会議の日。熊本地震・運営委員会・チャリティーウォーク実行委員会の3つです。20人以上が集まってごった返し、たたでさえ暑い事務所が熱い議論で盛り上がりました。

Vめしを初めて用意した私=藤久保

。10人分くらいを想定して作ったため結果として争奪戦に…。失礼いたしました。

 

 熊本地震の現地報告、那須烏山のV会員である佐々木さん。7月2~10日で現地入りしてました。

 佐々木さんが特殊ニーズのボランティアに参加したことで改めて考えてほしいことも提起されました。ケガのリスクにどう対応しているのか? 保険をどう考えるべきか?などです。倒壊家屋に入って家財を取り出したり、屋根に上ってのブルーシート貼りなど、住民さんから必ずあり求められている要望。

 災害VCは一般のボランティアにはこれを紹介していません。ですが、その技能を備えたボランティアには「特殊技能ボランティア」として特別対応チームをつくっていたりします。実際には、常に訓練を重ねている技能ボラが存在します。そして災害の現場でも「プロボノ」として入るボランティアもいます。当然、自衛策として自分で障害保険に入っていたります。気の利いた災害ボラセンは「一般の(素人)ボランティアはだめだけど専門ボラはOKよ」という対応をしています。

 6月に入って、ボラセンに参加する特殊ボランティアの人数も減ってきました。結果、現地での作業内容で家主さんからの苦情が増えてきているという話も聞きました。「手つきの怪しい不慣れなボランティア」が間違っても特殊技能を伴った作業はすべきではありません。特殊技能を伴う=危険を伴う場所での作業、それが震災のあった現場であり、それを一手に担う特殊ボラが活躍しています。

 

 必要不可欠な「特殊ボラ」が危険作業で復旧の手助けをしている現状がありながら、実際には「危険作業をさせない表のボランティア」のみ注目を集める。これはは正しい姿なのか?といった課題を出してくれました。

 必要な裏方に、もうちょっとスポットライトを当ててほしい気持ちがよくわかる意見でした。

  そのほか家財搬出・足湯活動・夢ハンカチ活動支援・益城での特殊ボラ活動と多岐にわたる活動をしてこられました。ご報告ありがとうございました。(ふじ)