常総で移動寺子屋「なぜ、毎日おにぎり1コと菓子パンだったのか」など討論。

 6/4-5、半年ぶりの常総市行きました。水害でも異例の長期避難の中、震災がつなぐ全国ネットワークの「移動寺子屋」という講座をやってきました。話題提供のあと、避難所・避難生活、水害と制度、水害・家の修理、復興計画の4つに分かれてグループワーク。

 例えば、災害救助法では避難している人には1日1080円相当の食費が自治体に出ますが、なぜ、ずっとおにぎり1コと菓子パンだったのか。法律では避難する場所がどこであれ提供OKです(親戚宅で友人宅でも)が、避難所でだけ提供されたのは避難者の把握ができなかったことが原因。面的に水没したのですべての住民が近くの避難所にいけず、市外にも避難。結果、地縁コミュニティの関係性が崩壊し自治力が使えなかった、などの状況があったのです。食事内容の貧困さも行政の癖で「一律同様のものを毎日供給」と考えた結果、こういう事態になったのだろう。民間(炊き出しボラ)の力の導入などを考えられないのか・・・といった話題がでてました。

 ボランティアをもっとマトモなものにしていくには「ふりかえり」がかかせませんね。移動寺子屋は年3回、全国のどこかでやってます(やの)