熊本・大分報告⑤ すごい高校生たち

(避難所ボラ)

熊本市の北高校?は、生徒たちが積極的に避難所に参加している。各セクションごとに学生の役割があり、物資の数や場所を正確に把握している。

 近所の在宅避難や車内泊の人に色々とデリバリーしている。喫茶コーナーも充実。こういう癒しも大切。

 

(4/21大分・別府の声)

・50代女性:家は大丈夫だったんだけど、古い家なので倒壊が心配。何回も大きい地震が来るので、気が気じゃない。犬も地震を怖がっている。旦那とは夜は一緒になるが昼は犬と二人きり。だいぶ子犬がいることで助けられている(犬がいるので体育館の中には入っていなかった。気を使って玄関のタイルの脇にダンボールと毛布を敷いて寝るのだろう。玄関なので電気がずっと点いているが、相当寒いことが想像できる)

・80代男性:うちの婆さんは、地震が来るたびに動悸が激しくなり、落ち着かない。だがそれより、婆さんの心配事は熊本に住んでいる息子や孫のこと。

・70代女性:夜地震が来るたびに、ひとりだと怖いので、夜は体育館に来ている。みんなで、自身の怖さを共有することで、少しは恐怖心が和らぐ。友達がいてくれて本当に助かる。

・70代女性:避難させていただいているけれど、この建物も心配。早く地震が収まればいいと思うとのこと。でも、熊本の人のことを思うと、贅沢は言ってられない。(彼女は、団子が食べたいと言ってた)

(別府大学体育館)

 ほとんど報道されない大分に来ています。元県社協で元震災がつなぐ全国ネットワークの大物・村野さんが昔から頑張っていたせいか、市の防災意識が高い。災害NPO/NGOの活動を評価していて「避難所運営はNPO・ボラと一緒に」ともいう。

 19:30/緊急性のある避難所、別府大学体育館に向かう。

 ポツポツと車で人が集まってくる。夜だけ体育館に来る感じ。ポータブルトイレと目隠しとなるテントを設置。併せて、市役所職員と避難者に使い方のレクチャーを行う。避難者からは相当喜ばれた。やはり、高齢者にとって、和式トイレは使いづらい様子(腰痛などがあるため)。(シバタ+大谷津)