不登校は本人と親と学校で解決できる

7月11日のみんながけっぷちラジオでは、宇都宮クラーク高等学院(以下:クラーク学院)の佐々木さんをゲストに迎えた。クラーク学院は、不登校などの理由から学校に通えなくなった子どもを毎日通えるように支援している通信制高校だ。 

 

「学校に行けない」はみんなで受け止める

佐々木さんは入学を検討する子どもの親に「ここに通えば学校に通えるようになりますか?」とよく聞かれる。それに対して、「お子さんと親御さんと学校のみんなで解決しましょう」と答えると話す。『学校に行けない』という悩みは、家庭内の問題として片付けられてしまう。だからこそ、本人の声をきちんと聞けるように、担任以外の教師も生徒に積極的に関わるようにしている。接する際には「学校に通えなくなった何かが必ずある」を心がけているそうだ。

 

資格の勉強で成績以外でも達成感を感じてもらう

他にも学校の取り組みとして、資格取得の応援も行っている。不登校の原因の一つに学校の勉強での躓きもある。資格を勉強することで生徒は学校の成績以外でも達成感を感じることができる。合格した生徒はさらに上を目指すこともある。試験結果を伝えてきた生徒は試験に合格したのにも関わらず、点が取れなかったところを悔しがっていたとのこと。その様子が生き生きとしていてとても嬉しいと佐々木さんは話していた。

 ラジオ内で最初にクラーク学院のことを聞くと佐々木さんは『あいさつの学校』だと称した。学校側で挨拶をするよう指導しているわけでもないのに、登下校で生徒が大きな声で挨拶をするからだそうだ。元気に登校ができるのはどんな生徒でも受け止め、未来に希望を持てる仕組みがあるからではないかと感じた。(森田)

 

宇都宮クラーク学院HP:https://www.uclark.jp/