7/4(土)に行なった第2回学生応援きずなセット配布会では、計117人(予備日含む)の学生に食品を配布しました。今回のブログでは、申込みの際に行なったアンケートの結果をお知らせします。
〈実施概要〉
■目的:食品配布利用者の実態を明らかにする。
■ 対象:宇都宮大学在学生を含む18歳以上の学生(大学院生、大学生、専門学校生、短大生、語学学校生)の事前配布希望者
■ 期間:6月24日~7月4日
■ 方法:グーグルフォーム
■ 有効回答数:104 (回答者数105)
■ 実施主体:NPOフードバンクうつのみや
■ 分析協力:宇都宮大学地域創生推進機構地域デザインセンター
①食事の状態について:未だ回復していない
回数自体は徐々に戻りつつあるようだが、2月以前の水準にはまだ戻っていない。主食が取れていない者が一定数いる。
アルバイトと食事の回数との関係を5月(自粛期間中)と6月(現在)で比較すると、6月(現在)の状況では統計的有意差は確認されなかったが、“アルバイト状況が悪化し食事回数が2回以下の者”の総数は減っていることが確認された。
②不安感について:生活費に対する不安の高まり
アルバイトを自分から辞めた者と不安感の関係では、「自分自身の健康」や「家族など身近な人の健康」との関係は確認されなかった。
学年との関係では、就職、家賃、友人関係の3項目で有意差が確認された。就職に対する不安は3,4年生、家賃と友人関係に対する不安は1年生で比較的高い傾向がある。
全体の約6割強の学生が生活費に対する不安を示した。生活費と学年との関係に有意差は確認されなかったが、所属との関連が確認された。特に私立の学生の生活費に対する不安感が高い傾向にある。
また、6月現在のアルバイト状況からは、2月以前(コロナウイルス流行前)からアルバイトを行っていなかった者の不安が比較的高い。
③1年生の状況について
新型コロナウイルス流行前(2月以前)にアルバイトをしていなかった学生39名の内、25名が1年生(大学院生5名含む)で、さらに生活費に不安がある学生27名の内18名(6割強)の学生が1年生である。1年生は、アルバイトを始めていないなかで、困窮状態に陥っている可能性がある。
アンケート全文はPDFをご覧ください。