愛の溢れる「スーパーカスミ」菊地さん

 先週は今年最後の「もっと!フードバンク」の日でした。フードバンクの日なので、パーソナリティはいつもの小野崎さん・ちば・月初めしか会えないのぼさん。そして、ゲストは関東のフードバンクを支えているといっても過言ではない!スーパーカスミ/環境・社会貢献部の菊地さんでした。栃木県の人は、もしかしたらまだ馴染みがない人が多いかもしれません。スーパーカスミさんは茨城県を中心に、栃木・群馬・埼玉・東京・千葉県で184店舗展開しているスーパーマーケットです。因みに栃木にはテクノポリス清原店をはじめ、8店舗あります。

 そんなスーパーカスミさんはCSR(社会的責任)に積極的に取り組んでおり、環境・社会貢献部という部署が設置され、食育・リサイクル活動・災害支援など、様々な活動がされています。そして、その一環として去年の11月に茨城県牛久市内の5店舗でフードバンクへの食品の寄付が始まりました。

 たくさんの食べ物を取り扱うスーパーマーケット。商品は缶や箱に入っているなどし、包装されているものもありますが、包装が傷ついてしまった商品は、中身に問題がなくとも廃棄されてしまうそうです。また、消費期限の管理から賞味期限が残っているにも関わらず廃棄されてしまう食品もあります。そういった、まだ食べられるのに捨てられてしまう運命の食品が寄付としてフードバンクへ集まります。

 始めてから1年余り。フードバンクの輪も広がり去年の11月は5店舗だったのが、現在ではなんと34店舗にまで増加し、寄付先もフードバンク茨城だけだったのがフードバンク宇都宮・フードバンク北関東(群馬)・フードバンク千葉と4か所に増加しました。

 フードバンクを始めたことによって、菊地さんの心情のもあったようで

バックヤードにまだ食べられるものが廃棄として山積みになっていたときは、制度として買い取ることも禁止されているので廃棄にするしかできないという罪悪感があったが、今は食べてくれる人たちへ届けることができるので良かったです」と話していました。

 約1年でフードバンクに寄付された食品の総量はなんと2トンにも及ぶそうです。たくさんの人に食を提供できた側面もありますが、実は廃棄として処分するには焼却でかなりのCO2を排出することになるので、CO2削減も同時に行うことができたことになります。たくさんの実績を残したスーパーカスミさんですが、「これからもどんどん連携店舗を増やしたい」と意気込む菊地さん。企業の取り組みによって食のセーフティネットが生まれ、支えられている。そんな希望に溢れたラジオで、終始ワクワク・ドキドキしていました。

 愛の溢れるスーパーカスミさん。今後も目が離せません!

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