子供の貧困撃退♡円卓会議ラジオ③「自分がやらないでだれがやる!」

 今週の「みんな崖っぷちラジオ」ゲストは”済生会宇都宮病院 FMSW(ファイティング医療ソーシャルワーカー)”荻津さんでした。お医者さんは、患者さんの身体を治すために働いていますが、医療ソーシャルワーカーは治療しながらも続く患者さんの生活を支えるようなお仕事です。

 済生会は医療生協同様に「無料・低額診療」を行う病院で、困窮した人への医療も行っています。多くの人へ医療を届け、また患者さんの生活にも寄り添っている荻津さんですが、現場で働いていると困っている人がだんだんと増えていることを感じるようです。

 荻津さんが問題視しているのは”飛び込み出産”や”虐待”。問題の背景には家族や友達など頼れる人がいない家庭の孤立や子どもの孤立が潜んでいると荻津さんは指摘していました。そこで大切なのはその孤立にソーシャルワーカーがどう取り組み、困っている人との信頼関係を結び相談場所を増やすかです。

 ソーシャルワーカーとしては虐待を受けているのか、そうでないのかのグレーゾーンをどう支援すべきかという部分の判断が非常に難しい場合もあるようですが、すべて対応するというのが荻津さん的“戦う”ソーシャルワーカーの姿です。

「グレーゾーンを見ないことにするのは簡単だけど、それでは何の解決にも繋がらない、だから自分はグレーゾーンの人たちの支援に取り組まなければならない」と話していました。

 また、孤立の問題も複合的なので1人の専門家が対応してもどうにもなりません。フードバンク・医療機関・虐待防止を目標に活動している団体など、横でつながることも重要です。ソーシャルワーカーや専門家も、1人で頑張るのではなく、視野を広く持ち外部との関係を作ることも必要なのだと感じました。

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 子供の貧困撃退♡円卓会議ラジオとテーマ付け、医療そして虐待相談の現場から貧困の現状を聞いていただきましたが、いかがだったでしょうか。皆さん立場はそれぞれでしたが、困窮者の悲しみや怒りの代弁者として日々奮闘されていることを感じとても心強く思いました。

 私自身もお話を聞き、問題を「知った」で終わらせるのではなく、その次の「行動」につなげなければ今の状況は変えられないと思っているところです。

 

【ココで、さらに行動をしたいという方に朗報!!】

子どもの貧困撃退♡円卓会議シンポジウム[その1]開催決定!!

「あなたの知らない子どもの貧困の世界①

日時:9/23(土)13:00-16:00

場所:済生会病院 さいみやホール

詳細は下のチラシ参照。問・参加したい方はとちぎボランティアネットワーク

028-622-0021まで!

  この問題は、”誰か”ではなく”自分自身が”行動に移さなければいけません。

ぜひ、当日会場にお越しください。

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サイト内で1か月後までの「予告・報告」があります。興味ある方はぜひこちらへ(https://www.tochigivnet.com/radio/  (ちば) 

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