勇気のSOS

ある土曜の夜のこと。上大曽にある子供食堂の手伝いの帰りに歩いていると暗闇に男の足が見えた。よくよく見てみると誰か倒れている。びっくりして、連れの20代男子に「ねえ、あそこに誰か倒れているよ・・・。」と言ったら、彼は何の躊躇もなくその人に駆け寄り、「だいじょうぶですか?」と声をかけるも反応なし。

 

手際よく脈と呼吸、意識の有無確認して、消防に通報。救急車を待っている間もその方に声をかけていると、ようやく目を開けてくれた。

 

酔って、車がビュンビュン走っている競輪場通りの学習塾の駐車場で寝てしまったのだった。

 

駐車場には子供のお迎えの車が出たり入ったりしていた。もし、気づかずひかれていたらと思い、ぞっとした。通報してくれた若者は、「やらないで後悔するより、やって後悔したほうがいいから。命にかかわるようなことでなくてよかった。」と爽やかに語った。なかなかこの若さでやれることではないなと思った。こんな素敵な若者が宇都宮にはいますよ!20歳若ければ、惚れてたな。(さわ)