若者自立支援「しごとや」のこと

人を活かす社会であってほしい
人を活かす社会であってほしい

 栃木県若年者支援機構「しごとや」の研修生と仕事をして来ました。内装工事のお手伝い。スタッフ1人と3人の研修生、合計4人の写真、記念にニッコリはいポーズです。

 

 この「しごとや」どんな組織かというと家に引きこもりの若者、一般に言うニートを応援しながら就労に結び付ける若者対象の支援団体です。引きこもりと一口にいっても個人のケースはまちまちで対人恐怖症を持っている人、うつ病を患ってしまった人、またアスペルガーやADHDの障がいがある人、親子間や家庭環境まで、引きこもりに至る過程で同じパターンの人はいません、全員バラバラです。今までに何人もの研修生と話をして来ましたが、引きこもりになるケースは皆バラバラなのに共通している事がひとつあります。それは引きこもりの生活を満喫していた人は一人も居ないと言うことです。

 

 毎日忙しく働いてる人から見ると「ニートって働かないでいいな~」と思いがちですが、彼らと接していると彼らなりに苦しい事情が伺うことができます。

 閉塞感や強迫観念などマイナスな感情に満たされた生活を送っている人ばかり。家での話を聞くと研修生はうつむいて重い表情になります。

 

 この「しごとや」は独自に便利屋事業を運営しています。広く一般市民が対象のサービスお掃除から草刈りまで営業しています。働きに来るのは写真に写っているような4人、もちろんニートの世界から自立しようと頑張っている若者たちです。ブログを読んでくれた皆さま、もし身の回りでお困りなことがありましたら「しごとや」に連絡してみてください。ホームページはこちらですhttp://tochigi-yso.org/

 

 皆さんのちょっとした仕事の依頼が若者の大きな一歩になるかもしれません。

                 (リサイクル屋⇒エコスマイル・木村信夫)