3/22 「目の中に入れても痛くない(?)ほど、かわいいヤツに変貌を遂げた“ミツ”」

プライバシー保護のため解像度を落としています。
プライバシー保護のため解像度を落としています。

  ミツ(27才・男性)に出会ったのは、かれこれ7年近く昔の春の宵。

その頃のミツは、心もお腹もいつも満たされてなくて、その腹いせに荒々しい言動で会う人会う人を脅しまくっていたものです。かくゆう私も、何度ミツに胸倉をつかまれたことでしょう。が、同じぐらい彼を怒鳴り飛ばしてもきましたが・・・。

 当然のごとくミツを受け入れてくれるところはどこにもなく、行き場を求めてミツはいつしかVネットに顔を出すようになりました。Vネットではミツを特に拒絶するでもなく、目に余る言動をとったときは厳しく注意はするものの、ごくごく自然に受け入れてくれていました。

そんなミツにVネットのお掃除をしてもらうようになって、この春で3年が過ぎました。

 ミツにお掃除をお願いすることになったいきさつは、彼のお腹を満たすための食べ物をただいただくのではなく、自分が労働を提供したその報酬としてのお駄賃であることを学んで欲しい思いがあってのことでした。

 最近でも寝坊してさぼってしまうこともたびたびあるミツですが、気合いを入れて来てくれた日は、床に這いつくばりながら無心?(の境地をめざしてくれればもちろんそれに勝る願いはなかったのですが、やはり残念なことにミツの頭の中は常に終わった後のお駄賃のことで支配されています)で雑巾かけをしてくれるようになりました。

 今ではミツが顔を出せるようになったところが、Vネットの他にも作業所や居場所など3か所も増えました。自分がいろいろなところで受け入れてもらえるようになったことでミツの表情も言動も穏やかになり、目の中に入れても痛くない(?)ほどかわいいヤツに変貌を遂げました。

 今日も、ミツはマイチャリで颯爽と街なかを走り抜けていることと思います。

もし見かけましたら、「ミツ、かわいいよ!」と声をかけていただけると、相棒である私もとても嬉しいです。       

                                

つかもと・あ