賞味期限が食品ロスを増やす?

これが賞味期限だ
これが賞味期限だ

フードバンクの運営をしていると、いつも悩まされるのが「賞味期限」というものです。

食品の表示にある食べる目安として、消費期限と賞味期限とがあります。消費期限が明記される食品は、豆腐とかコンビニ弁当など腐りやすい食品につけられます。賞味期限は、即席ラーメンや乾麺のうどんや乾物の食品などに表示されることが多いのです。

「消費期限」が切れたものはあきらめがつきます。しかし賞味期限は、「賞味」だがら基本的に味が保たれる期間の事なので、食べられないわけではないのですが、フードバンクでは賞味期限が切れたものはお渡しできません。たまに個人で食品を寄贈される物の中に賞味期限が切れたものが紛れ込んできます。

 捨てるには忍びないので、食べられそうなものは私たちスタッフが毒見をしながら食べますが、物によっては十分においしく食べることができます。賞味期限が切れたから、食べ物を捨ててしまう事が普通になっています。捨てる前に、食べられるかどうかを確認してから捨てることを勧めます。そのほうが、環境にも良いし、お財布にも優しいし、食べ物も本来の役目を果たすことができます。しかし、忘れてはならないのは、くれぐれも「自己責任」で食べてくださいね。当局は責任を一切取りません。

 

                   フードバンク担当 徳山