白河の「みなし仮設」茶話会(人材育成センターで)

第5回白河人材育成センター活動報告 2012.12.9(日)

 めっきり寒くなり、那須岳は煙った感じで山々はすでに冬景色か・・・1年のたつのは早いものです。白河に行き続けて何ができたのか自問自答しながら高速を走る。

 9時半到着、すでにとちぎコープのボランティアの方が待っていて下さってました。今回は一時帰宅と重なり参加者13人(双葉町出身多)となりました。

 私の不徳の致すところで体調を崩し、俄カラオケ教室まがいとなり、人生の応援歌(おんなの坂道)練習となりました。2曲用意して行きましたが、やはり演歌でした。皆さんいきなりで上手、マイクが必要とか元うぐいす譲とか言い出して楽しそうでした。

 昼食はひじきご飯入りのおいなり、水餃子、おしんこ盛り合わせ、ひじきの元は参加者の提供でした。皆さん水を得た魚のようで、気がつくと黙々仕事を見つける。

「そうではだめなんだよ」

「でも、味はいいんだからよ」と賑やかだ。

 食後茶話会は心のケアのワークショップ。愛、和、感謝等等のカードを手に取り、野菜をいつも届けてくれるご近所に助けられ、感謝で一杯と涙ぐまれた方、パソコン教室に70の手習いで始められた方、新婚夫婦ですと笑顔の方、胸が熱くなる想いでした。そして、皆仲間で支えあって行こうという優しさとたくましさを感じた一時でした。

 外を見るや雪がちらちら、畑はと見ると、大根は葉が霜で少し萎れていた。抜いてみると、全部途中から二股に。土が固く入れないのだ。なんでも手抜きをすると結果に現れるのを実感。

 帰り道、庭先の柿がたわわに実っている、今年は柿の休み年だが…雪の中オレンジ色の実が熟し鳥たちの餌となって消えてゆく。近くの線量計は0.36を示していた。

 ボランティアをして、人との触れ合いを何よりも大切に思ってきた一年でした。仮設で一緒に泣き 、抱き合い、手を取り合い笑った。そして感じたことは自分から歩み寄ることの大切さ。強いモチベーションをどう維持するか…。何ができたのかは解からない。

 食材提供とボランティア参加頂いたとちぎコープの皆さん(小口さん、福田さん、高橋さん)ありがとうございました。 (もんま)