8月18日~19日活動報告。

18日(土)は栃木から5名、他地域ボラさんと源さんの奥さんと小学生の娘さんも参加くださり、12名での活動。

19日(日)は栃木から泊まり組含む5名、他地域ボラさんとの総勢20名での活動となりました。


現場は6月末に下都賀地協さんに初めに入っていただいた畑。約二カ月、間も開きましたが九州から高校生のバスや、石橋凌さんのスタッフさんはじめ、たくさんのボランティアさんに入っていただきました。


ふるってもふるっても出てくる瓦礫、次々出てくる球根、作業した翌週には雑草がたくさん生えていたり…

敷地面積が広いだけに悪戦苦闘しましたが、ようやく整地することができました。


こちらの地主さんはやはりご高齢で、一度ご挨拶に来てくださいましたが、歩くのも精一杯のようにお見受けする奥様は、涙を流しながら一瞬にしてすべてを失ってしまった無念な気持ちを話してくださいました。


畑の隣がご自宅だったそうですが、今は跡形もありません。居住制限区域のため再びこの土地に家を建て直すこともできないのです。その家主さんのお気持ちは私達にはとても計り知れません。


せめて畑だけでも、そして少しでも元気を取り戻していただきたい。そう願わずにはいられません。


いつかこの畑からたくさんの野菜や植物が実る日が来るといいですね。


ご協力いただいたボランティアの皆さん、ありがとうございました。


畑と道路を挟んだ土地に、この地主さんのご親戚にあたるご夫婦がやはり家を失い、そこを畑にしてできた野菜を仮設住宅で配っているそうです。


このご夫婦と米山は昨年の冬にたまたま道でお話ししたのをきっかけにお付き合いさせていただいていますが、東保育所のそばに新たに家を購入されたこともあり(津波浸水したお宅を譲り受けリフォームしたそうです)ご夫婦には保育所のお花の手入れなどもご指導いただいています。


たくさんの方が家を失っている中の一部なのかもしれませんが、ご高齢であってもこうして自分達で町の再生を考え、町民同士の助け合いをされている方々が確かにいらっしゃいます。陰ながら応援させていただきたいと思います。


日曜日は栃木より3名が南相馬にも入りました。今は草刈りのボランティアがメインです。

草刈り?と疑問に思われる方もいらっしゃると思いますが、自力で簡単に刈れるだけの量ではありませんし、次の作業に進むにもまず草刈りをしなければ何もできない大切なお仕事です。

山元便、南相馬便ともまだまだご協力いただけるボランティアさんを募集しております。ご連絡お待ちしております。(米山)