6/24 山元町報告:青空の日曜とガレキ撤去のプロフェッショナルたち

久しぶりに朝から青空を見ることができた日曜日。

ずっと延期してきた畑に入りました。
土曜日の天気の良い日に少しずつ他のボラさんが作業を進めてくれていたので、残り半分ほどの瓦礫起こしをした土をフルイにかける作業と、一部手をつけていなかった部分の瓦礫起こしをしました。

これは他地域から来ているボランティアさん手作りの瓦礫ふるい機、新しくてもふるい?その名も「温故知新」(笑)

ボランティアと言えども長く通っていると本職の方顔負けなくらいに工具が自前になったり、自作の道具を作ったりと色々作業しやすい工夫が出てきます。

しかしこのふるい機、けっこう体力勝負なのです。かなりの腕力を必要とします。私は5分もちませんでした(笑)

みんなが悲鳴をあげる中、
写真中央の斉藤さんは午前中ノンストップふるい!みんなから「サイボーグだ!」と言われておりました。

ここで少し日帰りボランティアの常連メンバーさんをご紹介。

その斉藤さんは我々日帰りボランティアの最多活動者ですが、
疲れた、キツイなどの弱音を一度も聞いたことがありません。昼休みや時間があると周囲を見てまわったり、家主さんとお話ししたり、普段はとても寡黙な方ですが、色んなことを考え、行動している姿は誰にも真似できません。スコップを握っても作業のスピードはダントツに早く、そのスピードも一日落ちることはありません。そのパワーはどこからくるのか…私達ボランティアの鏡のような存在です。

麦わら帽子に黄色い長靴は石川さん。お仕事の休みが日曜日しかないのにかなりの頻度で参加してくださってます。とても優しい方で、甘いものが大好き。私と気が合います(笑)自動車関係のお仕事をされているのでボラ車も色々お世話になっています。

これまでの写真にほとんど写っているスコップを握ったアスリート?は、やはり日曜日ほぼ毎週参加の早川さん。

鍛えてるだけあって体力がすごい。ふるい機は筋トレになると喜んでやっておりました(笑)そしてハンドルを握るとなかなか離さない。作業も運転も即戦力です。

埼玉からやはりほぼ毎週通ってくださっているのが背が高くいつもは帽子がトレードマークの長嶋さん。色んな引き出しを持った知識の宝庫です。メンバーの中では年長の方ですが、いつも明るく私達に笑いをくれるムードメーカーな存在です。

3月から頻繁に参加してくださっている緑の作業着小山の池田さんはボランティアのためにワンボックスカーを用意してくださるという、私達ボランティアにも心強いボランティア精神の持ち主です。見るからに人の良さがにじみ出た優しい方です。この日は源ボラの印、丸源ステッカーをたくさん作ってきてくれました。

全員紹介したいところですが、常連ボラさんはたくさんいるのでまた次回に。個性豊かで楽しいメンバーばかりですが、それぞれが被災地を想い、団結して、時間の許す限り協力してくれています。

午後は源さんとたま本部長指導の下、本部スペースにて支援でいただいたプランターに土を入れ苗を移植する作業をしました。意外とセンスが問われる難しい作業でした。
プランターは東保育所、山下駅前やその周辺、またもっと増えたら仮設住宅に置く予定のようです。
継続してご支援お待ちしております。

今週末30日(土)は、連合栃木下都賀地協の25名の方がバスで山元町へボランティアに来てくださいます。作業は畑の瓦礫撤去を予定しています。よろしくお願い致します。

土日とも通常の日帰りボランティアさんも募集しております。

日曜日は南相馬市へも派遣予定です。

ご参加いただける方のご連絡をお待ちしております。(米山)