6/10 山元町報告:思い出の残された保育所で

前回からの続きになります。

6月10日(日)の山元町は居酒屋源さんV本部での活動です。

あいにく前日の土曜日から雨が降り続いており、予定していた畑の作業は中止。しかしそのおかげと言っては何ですが、なかなか進められなかった東保育所の花壇整地をすることができました。

東保育所は3名のお子さんが津波被害で亡くなりました。震災当時源さんの娘さんも東保育所に通っており、保護者会の会長をしていた源さんは、保育所内に献花台を作り、子ども達の声が聞こえなくなってしまった保育所に通い手を合わせ続けています。

少し遅いスタートにはなってしまいましたが、先月より保育所が少しでも寂しくなくなるよう、花壇をつくる活動を始めました。

これまでの活動については源さんのブログ居酒屋GENSANどっとこむ。にてご覧ください。

今回Vネットの男性陣と土曜日山元ボラセンで一緒に活動しているS水さんは新しい花壇つくり、女性陣は花壇内や保育所周辺の草取りを。

また千葉、横浜などからいらして一緒に活動している方々と地元に住む源ボラ本部長たまちゃんが新しい献花台を作ってくださいました。

山元町にいらした際はぜひ立ち寄って手を合わせていただけると幸いです。

またこれからもお花を増やすべく、お花の苗やプランターのご支援をいただける方をお待ちしております。土も塩分を含んでいるせいか植物の育ちが悪いため、植物用の土や肥料も必要としています。どうぞよろしくお願いします。

作業中源さんに呼ばれ、保育所内の一つの教室に入りました。一角の床が抜けており、源さんがその中から子ども服や絵本、おもちゃなどを引き上げて並べていました。

きっと床下の奥のほうにもたくさんの思い出が残されたままになっているでしょう。

保育所はいずれ取り壊しになるかもしれません。その前に、少しでも大切な思い出を引き上げに床下に潜りたいと思います。

亡くなってしまったお子さんや、大切な保育所を失ってしまったお子さん達にも、ずっと忘れないよと伝えられる活動を一緒にしませんか。

お時間のある方、ぜひ一度山元町日帰りボランティアへご参加お待ちしております。(米山)