矢吹仮設住宅支援~アロマヨガ&シンギングボール~

今日はヨガ講師の久保良子先生、また作新学院大学人間文化学部准教授 アロマコラージュ発案者でもある福島明子先生をお招きして矢吹町の仮設住宅に行ってきました。

福島先生は1月30日に同じく矢吹の仮設住宅でアロマコラージュを行って下さいました。
今回のアロマヨガ&シンギングボールについての命名も福島先生です。

アロマコラージュ、矢吹で行ったコラージュに関しての記事はこちらをご覧下さい。
http://www.aromacollage.com/

福島先生が調合してくれた香りが部屋の中を漂い始めたらいよいよヨガの始まり。
まずは足首や足の指をほぐしてからスタートします。

ゆっくりと呼吸をしながら1つ1つ、筋肉や凝りを緩めるように伸ばしていきます。

ヨガはどの部分をどのようにイメージして伸ばすと良いか、またどのような効果があるかなど丁寧に説明して頂きながら進めてられていきました。

 

合間合間でのおやすみ(呼吸)にはアロマの香りがすーっと心と体に染み込んでくる気がしました。

香りは自分の意識していないところで体に変化をもたらせてくれるといいます。
それは時に人を勇気づけてくれたり、明るい気持ちにさせてくれたり、全体を調和させてくれたり…。
先生は今日のこの場の雰囲気に合わせて香りを流して下さいました。

心地良くてあくびが出てしまう場面もありました。

1時間半程のヨガを終え、私たちは横になりました。

お2人の先生の心地よいオールドチベタンシンギングボール、ティンシャの演奏のもと、目を閉じて体の隅々まで呼吸が行き渡るようにゆっくりと呼吸を整えます。

オールドチベタリアンシンギングボールとは、チベットの仏具で倍音(サウンドヒーリング)の音を奏でる事ができます。
チベットでは自分自身の癒しのために使われており、倍音の力は欧米では治療にも使用されているそうです。
目覚める前に奏でられたティーシャと言う楽器は、トライアングルのような音がします。
場を浄化したり、ウトウトした状態から引き起こす時に使われということです。
どちらの楽器もとても心地良い音色ですーっとした気持ちになりました。

あっという間の2時間。
みなさん休憩することもなく、自分の体と心と向き合っていた気がします。

今日は仮設住民の方からの誘いで、「仮設に住んでいるわけではないけれど…」と近くの借り上げ住宅に住む被災者さんも参加されました。
浜通り出身の方で、「この1年間ずっと原発を責めてきたけれど、今日アロマヨガを行って穏やかな気持ちになりました。」と言っていました。
そのお母さんの顔は来た時より穏やかな表情に見えました。

参加者のみなさんは自分の体がこんなに硬く、縮こまっているとは思わなかった…と感じた方が多かったようです。
知らず知らずに無理している事が重なって体にも負担をかけている事もある気がします。

仮設に住むみなさんは私たちが思っている以上に色々な思いを抱えていると思います。

そんな心と体が少しでも心地良くなり、広がった1日になっていたら嬉しく思います。
                                    (石田)