12/12 矢吹町一本木仮設支援

ボランティア:4名(鈴木・石渡・田中・早川)

参加者:13名

内容:マッサージ(5名)、ガマグチ作り(3名)、まけないぞう(9名)、おしゃべりだけ(1名)

矢吹飯(仮設の方々の持ち寄り):麦ご飯の味噌おにぎり、大豆と野菜の煮物、イカ人参、白菜の漬物、カブの漬物、蒸かしジャガイモ、リンゴの柚子漬け、みかん

私にとって、今回は矢吹の仮設支援2回目でした。

前回は、10/31。ボランティアに興味があったものの、「私にできるのだろうか?」という不安もあり、ドキドキしながら参加させてもらいました。でも、実際に矢吹に着いてみると、仮設の皆さんに温かく迎えていただき、特にSさんとは、お笑いコンビのように仲良くなりました。

 

今回でまだ2回目だけど、大丈夫かなぁ?と少し心配しつつ、朝8時に宇都宮を出発。天気は快晴で那須のあたりでは、遠くの山に雪が少し見えました。前回は、紅葉の真っ盛りだったのになぁ・・・と季節の移り変わりを感じながら、矢吹に到着しました。仮設の集会所にはこたつができていました。

 

まず最初に、お茶を飲みながら、来月予定している「栃木日帰りor一泊ツアー」のご案内をしました。皆さん興味があるようでした。栃木良いとこ、一度はおいで~(笑)です。

私は、今回初めてでしたが、ガマグチ作りも好評のようで、Oさん、Fさんの作品を見せていただきました。可愛くて素敵なガマグチに出来上がっていました。

 

あれ?そういえば、まだ私の相方Sさんが来てないなぁ?それなら、お迎えに行ってしまおうとSさんのお宅へ・・・「おはようございま~す」と声をかけると「はぁ~い」との声。戸を開けるなり、「あれぇ~、びっくりしたぁ。誰かと思った!!この前より美人さんになったんじゃないの?」なーんて、嬉しい一言がありました。私のこと、覚えていてくれたことにも嬉しくなりました。

 

集会所に戻ると、ぞう作り、ガマグチ作り、石渡さんによる健康マッサージとそれぞれに分かれて取りかかりました。

しばらくすると、Sさんがボーイフレンド(以前の職場での同僚の方)とのメールのやり取りを紹介してくれました。家族の為に、東電でお仕事をされているそうで、お互いを気遣うメールのやり取りに心が温まりました。その後に、Sさんからさらに素敵な一言がありました。「震災では、悲惨な思いをしたけれど、震災によってあなた達と出会うことができて良かったよ」人との出会いには、いろいろな形があるけれど、私も本当にこの素敵な出会いを大切にしたいなぁ☆と感じました。

 

お昼の時間になり、前回同様、たくさんの矢吹飯がテーブルに並びました。石渡さん特製の味噌で小さな味噌おにぎりを作っている時、「震災直後は、一日にこのくらいのおにぎり2個だけだったの。あの時から、食べ物のありがたさを特に感じるようになったんだよね」とSさん。そんな思いをされていたなんて(涙)

 

みんなでワイワイ楽しい矢吹飯。福島県内でも、場所によって様々な方言があるようでとても興味深いお話でした。私の年齢の話になり、実年齢よりみなさん若く思っていてくれたみたいで、実年齢を話すとすごい驚き様でした!!一瞬、シーンとなり、この驚き方に逆にビックリしました。私の結婚相手のことまで心配してくれたりと、本当においしいごはんとたくさん笑ったお昼でした。

 

午後も午前中に引き続き、それぞれのメニューで過ごし、そろそろ帰る時間に・・・

あっという間の一日でした。

前回同様、私がボランティアとして何かをする!!というよりは、仮設のみなさんと楽しく過ごして、私の方が元気をもらって帰る、というような感じでした。

また、震災は過去のことではなく、今も大変な思いをして頑張っている人はたくさんいる、ということを忘れてはならないと感じた一日でもありました。

 

                             田 中