2022/04/19
1か月前に夜中に大きな地震があった福島・宮城に行ってきました。まずは宮城県最南端・山元町。寺セン(お寺ボランティアセンター=普門寺)で小林さんに屋根ニーズを聞く。「あと20軒ぐらいかな、まだ調査は全部終わってないけど」とのこと。「屋根に上れるボランティアがいなくて、社協ボラセンと役割分担してやっている。1日に1、2件かな。この現場だと3日はかかる」とのこと。学生災害チームIVUSAもいて泊まり込みで活動していた。あと1か月でなんとかなりそうだが、もっと大変なのは相馬、南相馬だろうとのこと。 午後、南相馬に移動して日本財団の黒沢さんに話を聞く。「南相馬の屋根ニーズは400軒だね。この家も屋根だけじゃなく壁もやられている。屋根は全く問題ない家でも柱・梁がだめで、全壊判定の家もある。被害はひどいね」とのこと。「屋根に上れる人、即戦力ほしい!」という。屋根屋さんは2,3年待ち。その間しのぐのにブルーシートや「アシスト瓦」を強力ガムテープで貼るのだが、2~3人のチームで屋根上るが「南相馬市内にはウチら1チームだけ」。消防隊員がいい、とのことだった。屋根被害は、相馬・新地も入れると1000軒にはなるだろう。 あと1月で梅雨。それまでに屋根の水漏れによる家のダメージをどう少なくするかが勝負。南相馬の民間ボラセンの原田さんは「去年2月にもあった地震と、3年前の台風19号と、今回とでみなさんすごく参っている。ニュースにもとりあげられないが、なんとか応援してほしい」と言っていた。ボランティアが少なくて戸別訪問の御用聞きも終わっていないとのこと。 4/16の福島県内のニュースで「被害を受けた住宅は、全壊73棟、半壊999棟、一部破損1万512棟の合わせて1万1584棟と、この2週間余りで4.6倍に増えた」と報道されている。