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「ネット弁護士事務所広告」の落とし穴&労使紛争のいろいろを聞いた

ボランティアで「過労死の授業」する弁護士発見!

2月3日のみんながけっぷちラジオは、宇都宮で弁護士をしている小倉崇徳(おぐらたかのり)先生をゲストに迎えた。小倉先生の専門は労働事件や消費者事件。さらに弁護士の傍ら地域のコミュニティづくりをする社会教育士(旧社会教育主事)として地元の生涯学習や海外との社会教育交流会などにも積極的に携わる。また、B型肝炎の差別や間違った知識を見直す授業や、過労死に関する授業なども県内の学校で開講し、その活動範囲は非常に幅広い。2011年の東日本大震災を機にとちぎボランティアネットワークのボランティアに登録したのがVネットに関わるきっかけという。

 

「労働問題」、明日あなたの身に起こるかも。

小倉先生が力を入れて取り組むのが「労働問題」。雇う側と雇われる側の間で生じるトラブルのこと。例えば、景気が悪くなったという理由で多数の派遣社員を解雇する「派遣切り」が挙げられる。派遣切りは急に職を失うだけでなく、寮などの住む場所も追われてしまう。そのほかにも、未払い残業や労災、長時間労働、過労死などの問題も含まれる。最近はハラスメントの相談も増えてきているが、実際にはハラスメントに満たないような状況や、逆に暴行罪に当てはまる相談もあり、ハラスメントという言葉の解釈が相談者によってさまざまだという。

 

「利益しか見ていない弁護士」を選ばないために活動。弁護士とのお金のトラブルも多発。

小倉先生が労働問題や消費者問題に取り組む理由は、その問題に困っている人が多いにもかかわらず、取り組む弁護士の数が少ないから。特に最近ニュースになっているのが、ネット広告を巡る依頼人と弁護士間のトラブル。内容が誇張されたネット広告に惹きつけられその弁護士事務所に依頼してみると、実際には高額な手数料を払わされたと、ニュースで話題になっている。現在は弁護士費用の設定が自由化されているため、弁護士は利益を求めて高額な費用を設定することが可能だという。破産や債務整理に追われ、お金も時間も無いような困窮者と、知識のない相手の状況に付け込んで利益を上げようとする弁護士間のトラブルは多い。トラブルに巻き込まれるのを防ぐためには、依頼する前に弁護士選びに対して慎重な姿勢を持ち十分に調べることが必要だ。また、広告を出さない事務所を選ぶのも1つの手だという。

 

[ラジオ後記] 取材を通して特に印象に残っているのが、ネット広告を巡る依頼者と弁護士間のトラブル。もし自分が破産や債務整理に追われ「今すぐに解決したい」という気持ちが強ければ、塾考すべき弁護士選びができないと思った。また今回の放送を通して、「弁護士だから守ってくれる」という先入観を持たずに、誰が本当に信頼できる人なのかを見極める冷静さが大切だと感じた。ネットやSNSがますます身近になっていく今、画面上にあふれる誇張された言葉や表現に惑わされないために、今回の小倉先生の回は有意義な学びとなった。(ラジオ学生とま)

 

困った時は:栃木労働弁護団ホットライン 028-643-7711

https://roudou-bengodan.com/hotline/ 

弁護士会や市役所でも相談可能。

 

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