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ひとりじゃないよ~不登校の親の会「明るい不登校」~

 

 5月10日のゲストは先月(4/12)に引き続き、不登校の親の会「明るい不登校」栃木代表の高実子麻衣子(たかじっこ・まいこ)さんでした。2回目の今回は「明るい不登校」や「栃木でのイベント」について深掘りしました!

 

「音声SNS」で毎朝、不登校家族がトーク

 「明るい不登校」はclubhouseという音声SNSアプリを利用し、毎朝8時から不登校のお子さんを抱えるご家族が集まり、悩み相談や情報交換をする場を提供しています。高実子さんにとって、明るい不登校は「自分を認めてくれる居場所だ」と話していました。子どもにとっての味方は親ですが、「親にとっても味方が必要、それが親の会」と言っていて、親の会の重要性を感じました。また、HPに「明るい不登校マップ」もあります。これは孤立感を解消するため「自分はここにいるよ!」という目印を日本地図に記していくマップです。なかなか可視化されない同じ悩みを抱えた人たちをつなげる。実際にマップで知り合った人もいるようです。

 

「明るい不登校」の栃木県イベントを企画

 栃木県では親の会のイベントを主宰しています。イベントでは、お母さんが心の余裕ができ、だんだん明るくなっていく様子が見えるとのこと。子どもまで明るくなっていくと言います。

 高実子さんと話をして印象に残ったのは「寄り添うことは受け入れることじゃない。受け止めること」という言葉。そして「信じることは愛すること、存在をすべて認めることが愛すること」という話でした。よく、不登校の子どもには「たくさん寄り添ってあげて」や「子供を信じて待ちなさい」という言葉が通説になってている気がします。でも、実際には、どうしたらいいのかわからないし、そんな「イメージ的な通説」に困っている家族もたくさんいるでしょう。少しでも心に留めて置いておいてほしいです。

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 不登校は悲しいものでも暗いものでもありません。一つの選択肢として存在しています。しかしなかなかつながる機会がなく、孤立感がぬぐえないものです。まずは家族が心に余裕を作り、明るく接してみてください。きっとその笑顔が伝わります。笑顔だけじゃやっていけないくらい辛いこともあるでしょう。そんなときは「明るい不登校」のような自分を認めてくれる居場所に帰り、みんなで泣きましょう。

共感してくれる人は必ずいます。一人で悩まず、みんなで解決しましょう。不登校で悩むお子さんと家族に明るい光がさすことを願っています。(氏家)