一年前から始まっていた「新しい公共支援事業」という国のNPO支援策がだんだん地方(都道府県)におりて来ていて、本会は「認定NPO法人になろう!キャンペーン」を企画提案した。これが通って、その募集のための広報を行っていた。
今年6月に改正になった「新・NPO寄付優遇税制&新・認定NPO法人制度」は簡単に言うと、NPO法人などへ寄付した人は税金が安くなるというもの。ただし普通のNPO法人ではなく認定NPO法人(認定特定非営利活動法人)じゃないとだめ。だけど、いままでは認定NPO法人になるのがかなり難しかったどだけど、今回大幅に門戸が広がった。「3000円以上寄付する人が100人以上、2年間いれば認定NPO法人」というもの。
さらに税金も大幅に優遇。とどれだけ税金が安くなるかというと、例えば年収300万円の人が5万円寄付した場合、今まで→50000円(寄付金)-2000円(足切金額)×0.1(所得税率10%の時)=4800円の控除金額だったものが、今後→50000円-2000円×0.4(控除率40%)=19200円が税金から減額される。(この他に所得控除方式もある。税額控除方式との選択制です。また相続税の優遇もある)
「税金が安くなる」と考えても、応援したい公益事業を行う団体(NPO)をあなたが選べるという意味で「目的指定の税金」と考えてもいいと思う。
新しい公共というのは、役所の関与がなくても自分達で必要なものを作りだすことができる社会ということだ。その変換装置としてNPOやNGOが存在している。国にお願いするのじゃなく自分たちでやろう! そのために選ばれ、寄付やボランティアで参加し、支援される認定NPO法人になろう!というのが趣旨でした。
10/28には新寄付税制&新認定NPO法人制度の学習会があります。申し込みを。